｜ マクラーレンはかつて、アメ車のチューンも手掛けていた ｜
当時のマクラーレンは意外と幅広く活動していた
さて、マクラーレンは過去にダッジ・バイパーのチューンを行っていたことがありますが、今回はなんとフォードとの協業によって誕生した「M81マクラーレン・マスタング」がオークションに登場することに。
これは5月に開催されるメカム・インディ・オークションに出品されるもので、生産はわずか10台のみという非常に希少なクルマです（予想落札価格は最高で10,000ドル＝1350万円）。
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M81マクラーレン・マスタングはこんなクルマ
今回出品される個体は1980年12月にモータートレンド誌の表紙を飾ったことがあるといい、このプロジェクトのプロモーションのために全米各地にて展示されたことがあるのだそう。
ボディカラーはビタースイートオレンジとグレー、そしてドアには「McLaren Mustang」の文字、さらにマクラーレンのアイコンのひとつでもあるスピーディ・キーウィが描かれています。
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ボンネットはグラスファイバー、前後ワイドフェンダーはスチールによって成形され、サスペンションはKONI製、ホイールはBBS製。
現在装着されるのはクーパー製のタイヤですが、オリジナルのファイヤストンHPRラジアルタイヤも別途保管され、もちろん出品物に含まれるようですね。
https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52880720068/in/dateposted-public/エンジンはもともとの5リッターV8から2.3リッター4気筒＋ターボチャージャーへと換装されており、最高出力は177馬力（ただしノーマルの134馬力よりは大幅パワーアップ）。
なお、このM81マクラーレン・マスタングはマクラーレン・エンジン（ブルース・マクラーレンがマクラーレンの米国でのレース部門として設立）とフォードとのパートナーシップで作られたもので、当時は250台程度の限定生産とされていたものの、現在の貨幣価値で約92,000ドル（1300万円くらい）という超高額な価格設定により、わずか10台が製造されるのみにとどまります。
M81マクラーレン・マスタングのインテリアはこうなっている
そしてこちらはM81マクラーレン・マスタングのインテリア。
ブラックのレカロシートやレースマークステアリングホイールをはじめ、ロールケージ、スチュワートワーナー製メーター等が装着され、このモデルが特別であることを物語ります。
ダッシュボードに装着されるプレートには「P」の文字が刻まれ、このクルマがプロトタイプだということがわかりますね。
トランスミッションは4速マニュアル。
走行距離はこの43年間でなんと556マイル（895km）しか走行していないことを示しており、内外装の状態を見ても、その走行距離を信じていいかもしれません。
なお、車両の他には上述のファイヤストン製タイヤ、それに加えて「モータースポーツのポストカード」「両面ショーボード」「マクラーレン・ディーラーのオリジナルポスター」などの特典が付属しているのだそう。
https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52880435374/in/dateposted-public/M81マクラーレン・マスタングを紹介する動画はこちら
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