もっともエクストリームなマクラーレン、「LT（ロングテール）」は今年で10周年。これまでに6台が誕生し、そこに宿る思想とは

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｜　マクラーレンにとっての「LT」とは「ロングテール」を意味している　｜

そしてマクラーレンにとっての「LT」は非常に特殊な存在である

さて、マクラーレンのロードカーにおける最高峰は（セナ、W1のようなハイパーカーを除けば）「LT」シリーズですが、この「LT」は2015年の675LTにルーツを持っています。

そこで今回、マクラーレンは「LT10周年」を記念するコンテンツを公開し、そのコンセプトへと焦点を当てることに。

なお、この「LT」とは「ロングテール」を指しており、1995年のル・マン24時間レースにて優勝を飾ったマクラーレンF1 GTR ロングテールへのオマージュという位置づけですが、マクラーレンは「LT」シリーズについて「恐れを知らない革新によって形作られたもの」「フィルターのないエンゲージメント」「最も極端なパフォーマンスに対する情熱で結びついたドライバーたちによって完成される」と述べています。

マクラーレン「LT」はもっともエクストリームな存在

さらにマクラーレンは「LT」について「軽量エンジニアリング」「純粋なダイナミクス」「より深い（クルマとドライバーとの）繋がり。より激しい興奮」をその特徴として掲げ、マクラーレンにてプロダクトプランニングディレクターを務めるジェイミー・コーストフォーン氏によれば「私にとって、LTモデルはマクラーレンそのものを表しています。軽く、速く、そして忘れられないほど楽しいドライブです」。

そこでこれまでに登場した「LT」を順番に見てゆくと、これまでには6台のLT（3車種に対しクーペとスパイダーが設定されている）が世に送り出され、まずは2015年に登場した「675LT」。

それまでのマクラーレンのロードカーはけしてプレミア価格で取引されることはなく、しかしこの675LTは当時「はじめてプレミア価格にて取引されたクルマ」だと認識しています。

もちろんそのインスパイア元はF1 GTR「ロングテール」、極限の軽量化、強化された空力性能、そして道路との”フィルターのない鋭いコンタクト”を実現した伝説の再誕ともいうべきクルマです。

そして次に登場したのは2018年の600LT。

劇的なトップエグジットエキゾーストなどの革新を取り入れ、LTの系譜を進化させたクルマであり、パフォーマンスとドライバーとのさらなるエンゲージメント強化、攻撃的な空力性能と徹底的な軽量設計によって、深い没入感のあるドライブを生み出します。

さらに2020年には765LTが誕生し、これは現段階では「最も強力なLT」。

徹底し追求された空力的調整を施したプロファイル、そしてクワッドエキゾーストが採用されることでLTの哲学をこれまで以上に押し進め、圧倒的なパフォーマンスと生粋のエンゲージメントを融合させています。

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