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マクラーレンが新デザイン責任者としてフォードの「伝説」、ケマル・クーリック氏を獲得。今後のマクラーレンは「大きくデザインが変わる」?

マクラーレン750S JC96のリア(テールパイプ)

| マクラーレンは経営体制を一新し、車種構成とデザインを大きく買える可能性 |

これだけ大きく体勢を変更したということは、つまるところ積極的な変革だと思われる

マクラーレン・オートモーティブが2026年4月、新たなチーフ・デザイン・オフィサー(CDO)としてフォードで数々のアイコンを生み出したケマル・クーリック(Kemal Curic)氏を任命したと発表。

なお、マクラーレンは2017年以降、フランク・ステファンソン氏→ロブ・メルヴィーユ氏→トビアス・スールマン氏と短期間でデザイン部門のトップが交代しており、これはチーフデザイナーが比較的長い期間在任するポルシェやメルセデス・ベンツ、フェラーリとは大きく異なる傾向です。

マクラーレンからフランク・ステファンソン氏去る。新デザイナーはロブ・メルヴィーユ氏

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さらにマクラーレンは直近で(買収に起因して)CEOも数名が短期間で交代するなど積極的に組織体制を変革しており、直近のマクラーレンCEOとチーフデザイナーがそれぞれポルシェのCEOとデザイン部門責任者として移籍したことも大きな話題となっていますね。

マクラーレン・アルトゥーラ(ブルーとグリーン、フロント)
マクラーレンの「買収」がついに完了、新しい体制となって”無限の資金”を手に入れる。さらには先端企業のテクノロジーへとアクセスが可能となり、大きく可能性が開けそう

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マクラーレン750Sのサイドビュー(静止、ドアオープン、オレンジ)

この記事の要約(3つのポイント)

  • フォードの鬼才が移籍: マスタングなどの伝説的モデルを手がけたケマル氏がマクラーレンへ
  • デザイン全権を掌握: エクステリアからデジタルデザインまで、全領域のビジョンを統括
  • 「次世代」への布石: 軽量化とエモーショナルな美しさを融合させた新世代スーパーカーに期待

20年以上のキャリアを持つ「アイコンの仕掛け人」がマクラーレンへ

今回マクラーレンがデザイン部門のトップとして招き入れたのは、自動車業界で20年以上の経験を持ち、特にパフォーマンスカー(フォード・マスタング)とラグジュアリーカー(リンカーン)という分野で輝かしい実績を残してきたケマル・クーリック氏。

マクラーレン・アルトゥーラ(ブルーとグリーン、フロント)

彼の加入は「いちデザイナーの獲得」にとどまらず、マクラーレンが培ってきた「エンジニアリング至上主義」と「レースの血統」に対し、彼が得意とする「エモーショナルなデザイン力」を融合させることを目論んだものだと思われます。

実際のところ、マクラーレンはSUVの発売にも言及し、ブランドの未来像が大きく塗り替えられる可能性を示唆しているため、彼の「ハイパーフォーマンスカーとラグジュアリーカー」双方における経験に高い期待が寄せられていることは想像に難くありません。

マクラーレン750S JC96のヘッドライト
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ケマル・クーリック氏の経歴と新体制の概要

ケマル氏は、前職のフォード・モーター・カンパニーにおいて「グローバル・デザイン・ディレクター(パフォーマンス・ビークル担当)」を務めており、フォードの象徴とも言えるパフォーマンスモデルの数々を監修してきた実力者としても知られ、マクラーレンでは、以下のすべてのデザイン機能を統括するのだそう。

  • インテリア(内装)
  • エクステリア(外装)
  • CMF(カラー、素材、仕上げ)
  • デジタルデザイン
マクラーレン・アルトゥーラに試乗(2)。電動化の恩恵を最大限に活用した新世代のスーパーカー、そのフィーリングは極めて自然体であり「ポルシェに近い」?

ケマル・クーリック氏のプロフィール

項目詳細
氏名ケマル・クーリック(Kemal Curic)
役職マクラーレン・オートモーティブ チーフ・デザイン・オフィサー(CDO)
就任時期2026年4月
主なキャリアフォード・モーター・カンパニー(グローバル・デザイン・ディレクター等)
得意分野パフォーマンスDNAの継承、伝統と革新のバランス、デジタルデザインの統合
ミッション次世代の息をのむような「パーパス・ドリブン(目的主導)」カーの創出

市場での位置付けと期待される役割:フェラーリやランボルギーニとの対抗

マクラーレンは現在、ブランドの象徴である「軽量化」と「空力性能」を極限まで追求する一方、ライバルであるフェラーリやランボルギーニに抗しうる「官能的なデザイン」や「ユーザー体験(UX)」の向上が求められています。

ケマル氏は就任にあたり、こう述べており・・・。

「マクラーレンは世界で最も尊敬され、憧れられるブランドの一つです。エンジニアリングの卓越性とレーシングヘリテージに深く根ざしたこの企業のデザインビジョンを形作る旅に参加できることに興奮しています。」

彼の手腕により、マクラーレンの次世代モデルは、これまでの「冷徹なまでに機能的な美しさ」に加え、乗り手の心を揺さぶるような「エモーショナルな華やかさ」が強化されることが期待され、そしてフランク・ステファンソン時代から継続されてきたデザイン言語に「ついに終止符が」打たれることとなるのかも。

マクラーレン720Sのフロント(ヘッドライト)


なぜ「CDO」の交代が重要なのか?

自動車開発において、デザイン責任者の交代はブランドの「10年後の顔」を決める重大なイベントで、特に最近のスーパーカー市場では「デジタルデザイン」の重要性が急増しています。

メーターパネルのUI(ユーザーインターフェース)や、オーナーが所有欲を満たすデジタルなコネクテッド機能など、これらすべてがCDO(チーフ・デザイン・オフィサー)の管轄となるため、ケマル氏のような”モダンな感性を持つ”リーダーの起用は、マクラーレンがテック企業としても進化しようとしている証左と言えそうですね。


結論:マクラーレンの黄金時代は「デザイン」から始まる

マクラーレンがケマル・クーリック氏を迎え入れたことは「究極のパフォーマンスと、心に響く美しさの完全融合」を目指す強い意思表示。

フォードで伝説的なマスタングやパフォーマンスカーを、そしてリンカーンでは新世代のラグジュアリーカーを磨き上げてきた彼がマクラーレンの軽量DNAと出会ったとき、どんな「息をのむような名車」が生まれるのか。

世界中のファンがその最初のスケッチを待ち望んでおり、マクラーレンの新たな章はに期待しているという状況となっています。

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参照:McLaren

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