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マクラーレンが初のハイブリッドSUVを2028年に投入すると公式に認める。1050億円規模の投資にてSUV「P47」、ハイブリッドスーパーカー「P34」開発へ

マクラーレン 750Sのホイール
Life in the FAST LANE.

| 直近のウワサが「真実」として認められることに |

「スーパーSUV」に新たなる選択肢が登場

これまで2シーターレイアウトのみの純粋なミッドシップスーパーカーにこだわり続けてきた英国のマクラーレン。

しかしながらいま大きな転換期を迎えようとしており、マクラーレンが「公式に」英国の研究開発および製造拠点に対して5億ポンド(日本円で約1,050億円規模)に及ぶ巨額の投資を実施することを決定したとコメントしています。

この大規模投資は同社史上初となるパフォーマンスSUVの開発・生産に直接紐づくものであるとされ、電動化とラインアップ拡充に向けた新時代が幕を開けようとしているというわけですね。

この記事の要約

  • マクラーレンが研究開発と生産能力の増強に向け、5億ポンド(約6億7,500万ドル)規模の巨額投資を正式発表
  • ブランド初となるハイブリッドパフォーマンスSUV(開発コード:P47)を2028年頃に市場投入予定
  • V6ツインターボハイブリッドを搭載し約810馬力を目指すミッドシップスーパーカー「P34」も2027年に登場予定

マクラーレン 初のハイブリッドSUV「P47」の概要

今回発表された大規模投資計画の中心となるのが開発コード名「P47」と呼ばれる新型ハイブリッドSUVで、マクラーレンはこれまで2シーターを超える量産車を製造した実績がなかったものの、P47は同社として初となる「4ドア・5人乗り」の大型ボディを採用する予定であることについても言及済み。

このプロジェクトはアブダビの投資会社「L'IMAD Holding Company」の支援を受けて展開されることとなり、研究開発拠点の拡大や車両生産能力の増強だけでなく、将来のモデルに向けた自社製エンジンの製造体制構築も含まれている、とも説明されています。

ディーラー向けの説明会で明かされた情報によると、P47は単なるファミリー向けクロスオーバーではなく、マクラーレンの走りの DNA を色濃く残した本格派パフォーマンスモデルとして仕立てられることとなるようですね。※下の画像は生成AIによる「予想図」

マクラーレンのSUV「予想レンダリング」
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そしてミドシップクーペ「P34」については、V6ツインターボ+ハイブリッドにて810馬力を目標出力として開発がなされているといい、こちらはフェラーリ296GTBの強力なライバルとなるものと目されています。※初年度1,000台の生産を目標としている

主な特徴とデザイン

  • ハイブリッドパワートレイン: 立ち上げ当初からハイブリッドパワートレインを搭載。将来的なエンジン自社生産を見据えたパワーユニット構造が採用される
  • アグレッシブなスタイリング: クレイモデル(粘土模型)では24インチの大径ホイールと緻密に造形されたアグレッシブなエアロボディワークが確認されている
  • 広々としたキャビン空間: 4ドア・5シートのレイアウトを持ち、ポルシェ カイエン ターボGTよりも大きく堂々としたボディサイズを備える

マクラーレンの今後の新車導入ロードマップ

モデル(開発コード)タイプ想定スペック・特徴登場時期(予想)
P34ミッドシップハイブリッドクーペV6ツインターボ+電動モーター(約810ps想定)2027年
P474ドア5人乗りハイブリッドSUV大径24インチホイール、ハイブリッドシステム2028年
フロントエンジンGTグランドツアラー新世代プラットフォームを採用した実用GT開発計画中
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競合比較・市場での位置付け

マクラーレンが目指すターゲットは、ファミリー層ではなく明確に「ウルトラ・ハイパフォーマンスSUV」セグメント。

ライバルには「フェラーリ プロサングエ」や「ランボルギーニ ウルス」「アストンマーティンDBX」が直接競合として考えられ、しかしこの市場は現在拡大を続けているため、販売台数としては「スーパーカーよりも多い」のかもしれず、マクラーレン本体、そしてディーラーにとっても「ようやく安定した収入源が確保できる」ようになるのかも。

フェラーリやランボルギーニは、4ドア実用モデルを投入することでブランドのアイデンティティを損なうことなく収益性を爆発的に高めることに成功しましたが、実際のところマクラーレンにてCEOを務めるニック・コリンズ氏も、このSUVがフェラーリに並ぶ利益率を達成するための事業の柱になると明言しており、年間生産量が比較的限定的であるマクラーレンにとって、「高利益率なSUVセグメントへの参入」は今後のスポーツカー開発資金を確保するための必然的な戦略であるとも考えられます(これまではブランディングを重視してこのセグメントへの参入を避けてきたが、それがために屋台骨が揺らいだことを考慮するに、もっと早くSUVを作っておくべきであったのかもしれない)。

マクラーレン 750Sのエンブレム
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補足情報

今回の5億ポンド規模のプログラムは車両開発だけでなく英国経済や雇用にも大きな影響を与えることとなり、英国政府の発表によるとサウス・ヨークシャー州における研究開発および生産拠点の拡張、そして新施設が開設されることで約4,000人の雇用が創出される見込みなのだそう。

タイムラインとしてはSUV「P47」に先駆けてミドシップスーパーカー「P34」が2027年に登場し、さらにマクラーレンは2028年まで毎年”少なくとも”1車種以上の新型車を発表する方針を掲げているため、もしかすると「P34」「P47」以外のニューモデルの登場にも期待がかかるというところ。

結論

マクラーレン初のハイブリッドSUV「P47」が2028年の市販化に向けて確実に歩みを進めているということが明確となったのが今回のニュースではありますが、伝統の2シーター構造を打ち破り、実用的な4ドア5座モデルへ進出することはブランドの収益構造を盤石にし、将来的なスポーツカー開発を継続するための戦略的な決断です。

実際のところ、フェラーリ、ランボルギーニ、アストンマーティンとも「SUVの登場によってブランドイメージが希薄化した」とは考えられず、マクラーレンならではの軽量化技術、そして圧倒的な走りの質感を表現したSUVにより、むしろマクラーレンのポジションは「動かぬもの」となるのかしれませんね。

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参照:Finansial Times

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