| いつもクラシックミニ乗りの情熱には驚かされる |
さて、なぜか海の向こうでは大人気の「クラシックミニにホンダ・シビック・タイプRのエンジンをスワップするカスタム」。
これまでにもいくつか同様の例があるものの、今回紹介する個体は「リアにエンジンを突っ込んだ」というあまり例を見ない仕様です。
なお出力は215馬力、そして車体重量は750kgなので、相当に痛快な走りを見せてくれそうですね。
魔改造ミニの仕様はこうなっている
そこで早速このミニを見てみたいと思いますが、これはカーショップZ Carsによって製作されたもの。
その外観はミリタリーを思わせるグリーンにペイントされており、アクセントはマットブラック。
クロームがほとんどなくなることによって現代的な雰囲気もあるようですね。
エンジンがリアに移動しているので、リアタイヤ前には吸気用のダクトが設けられています。
それでもリアに4気筒VTECエンジンが収まっているとは思えないほど「ノーマル然」としていますね。
ただし前後フェンダーは拡大され、タイヤもずいぶん太いものが装着されているようです。
フロントフードはクイックリリース式。
フードを取り外すと、そこにはラジエター等が収まっています。
リアにはホンダ・シビック・タイプRの「赤ヘッド」エンジン。
熱を排出するためのファンが取り付けられるなど、かなり細かいところにまで配慮されており、丁寧な作りを見てとることができますね。
魔改造ミニのインテリアはこうなっている
そしてこちらは魔改造ミニのインテリア。
ダッシュボードとドアインナーパネル以外の内張り、そしてカーペットもレス。
あまりにシンプルなインテリアです。
シフトノブやウインドウ昇降用のハンドル、グリップなどはビレット仕上げを持つ模様。
室内全体にはロールケージが張り巡らされることに。
床からニョッキリ生えたシフトレバー。
クラッチとアクセルペダルは「鉄剥き出し」ですが、その表面の剥げ具合からして「相当に走り込んでいる」ことがわかります。
シートはコブラ製フルバケット、そしてハーネス付き。
メーターやインジケーターも超シンプル。
注意:今、あなたはクラシックミニのシートに座っています。あなたがもし快適な乗り心地や豪華さ、よく聞くエアコンやヒーター、広いレッグスペースを望んでいるとしたら、このクルマはあなたの求めるものではないでしょう。稲妻のようなコーナリング、スリリングなドライビングを体験する用意はいいですか?それこそがこのクルマが作られた意図です。「ミニミニ大作戦(イタリアンジョブ)」はもう観ましたね?
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参照:Petrol Ped (youtube)