ミニがクラブマンのJCWバージョンをSEMAで発表。
SEMAというとチューニングカー主体のショーであり、メーカーが新型車を発表する場として選ぶのは非常に珍しいと思いますが、JCWも「メーカー主体の”チューニングカー”」と考えると納得なのかもしれません。
エンジンは2リッターターボ、出力は228馬力で駆動方式は4WD(ALL4)。
0-100キロ加速は6秒フラットと俊足で、JCWではおなじみのブレンボ製ブレーキシステムを装着するなど、他モデルと同じ文法に則ってチューンされています。
なお、さすがSEMAで発表されるだけあって発表された車は多数のアクセサリーを装着しており、ブラックLEDヘッドライト、カーボンファイバーエキゾーストパイプ、JCWプロ・デザイン・サイドスカットル、19インチホイールなど(日本とは装備内容が異なる模様)。
なおエキゾーストシステムについてはフラップを装着したものをリリース予定だそうで、これは車内からブルートゥース経由でフラップの開閉ができる、というもの。
モードは「スポーツ」と「トラック」があるそうですが、2017年春に発売予定だそうです。
なおこちらが展示車両。
フロントには奇妙なトーイングフックが装着されています。
ミニ・クラブマン(F54)にJCWモデルが2017年モデルとして追加。
出力は228馬力に向上し、もちろん4WDです。
0-100キロ加速は6秒とかなりな俊足でJCWスポーツサスペンション、エアロキット、大径テールパイプなどを装備。
内装だといつもの通りシートやペダルがアップグレードされるというJCWの文法通り。
ミニ・クラブマンは現行世代からかなり大きくなっていますが、おかげでトレッド、ホイールベースともに広がり、乗り心地や操縦安定性が大きく向上しています。
そのために今回のミニ・クラブマンJCWはかなり戦闘力が高くなっているんじゃないかと思われますが、その分価格は高価になってしまい、今までに競合しなかったような車種と競合するようになったのは悩ましいところ。
なおJCWモデルは新車では高価ですが中古になるとクーパーSとの価格差が小さくなり、イキナリお買い得になる傾向が。
とくにペースマンJCWは中古だと非常に安価で(ペースマン自体が中古市場においてはミニ・ファミリーの中で割安)魅力的な選択肢だと考えています。
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カーボンやステンレス製スリーブのついたエキゾーストシステム(19馬力アップ)や10-30ミリの間で車高調整ができるサスペンションキット、17-18インチサイズのホイール、ブレーキキットなどの機能パーツからエアロパーツやデカールなどの外装パーツまで。
外装だとカーボン製のエアレットカバー、ドミラーキャップ、GoProマウント(これは欲しい)、再度デカール、リアウイング上のリップなど。
内装ではレザー巻きスポーツステアリングホイールやクロームとのコンビ仕上げとなるシフトノブ、LEDドアシルフィニッシャーが用意されています。