| 相当に広く、長いクルマになりそうだ |
さて、先日は「謎」なプロトタイプが目撃されたシロンですが、今回キャッチされたのは、すでに発売済みの「シロン・スーパースポーツ300+」のし作者。
このシロン・スーパースポーツ300+は490.84km/hという前人未到の記録を打ち立てており、現在のところ世界最速に君臨するハイパーカーです。
ただし、この速度記録について、認証機関であるTUVによって公的に確認はされているものの、ギネス認定員が立ち会っていないため、「ギネス記録」としては認められていない、という性質のもの。
ちなみに「300」とは300マイル(時速483キロ)を指しています。
市販化にあたってはちょっとした変更も?
今回のプロトタイプを見るに、実際に記録を達成した個体とはやや異なる意匠も。
具体的にはフロントバンパー中央、馬蹄形グリルの下に細長いスリットが設けられていて、しかし記録達成後に公開されたレンダリングにはこのスリットが装備されていたため、ここは市販化に際しての改良だと考えて良さそう。
ちなみに、最近目撃された(スーパースポーツ300+ではない)シロンの新バリエーション試作車に装着されるのもこのバンパーのようですね。
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こちらはブガッティによって公開されたレンダリング。
ほぼこのまま登場すると考えてよさそう。
そしてサイドから見るとわかりやすい「ロングテール」。
最高速を追求したために高速安定性を保つ必要があり、その手段がこのロングテール(25センチ延長)ということになります。
ブガッティはこれまでシロン・スーパースポーツ300+のリアスポイラーが展開している様子を公開したことはなく、よってこれはけっこう貴重な画像かも。
記録挑戦車のサスペンションについて、大きく車高がダウンされていたほか、車高の最適化のために「レーザーコントロールシステム」が採用にされていたとアナウンスされていますが、市販バージョンにおいてはどういった仕様となるのかは不明です。
最高速についても市販バージョンにて「時速490km/h」を出せるかどうかは不明ではあるものの、シロン・スーパースポーツ300+のウリは「最高速」でもあり、実際に出すか出さないかは別として、その速度を出せるだけのポテンシャルが与えられると考えていいのかもしれません。
ワイドボディ化され、さらに全長が拡大することでかなり大きな車となり(ノーマルのシロンでも全長4544ミリ、全幅2038ミリもある)、通常乗るのは難しそうということを考えると、このシロン・スーパースポーツ300+を購入した30人は「コレクション」として保管しておくことになるのでしょうね。
こちらもブガッティ公式レンダリング。
やはり、当初の仕様に忠実な姿にて登場することになりそうです。
参照:CARSCOOPS