| このブガッティ・ラ・ヴォワチュール・ノワールが登場すれば誰だって度肝を抜かれると思う |
おそらくは展示用のモックアップだと思われる
さて、その価格15億円とも20億円とも言われるブガッティのワンオフハイパーカー、ラ・ヴォワチュール・ノワール。
一時は「世界で最も高価な新車」であったものの、その後ロールスロイスが発表した「ボートテイル」の30億円に抜かれてしまい、惜しくも現在は「世界で2番めに高価なクルマ」という位置づけです。
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そのブガッティ・ラ・ヴォワチュール・ノワールがロンドンに降臨
そしてこのブガッティ・ラ・ヴォワチュール・ノワールですが、今回なんと実車がロンドンに登場。
透明の窓そしてブガッティのエンブレムが取り付けられた箱の横へとラ・ヴォワチュール・ノワールが載せられたトレーラーが到着しますが、どうやらクリスマスシーズンにあわせ、このショーケース内にラ・ヴォワチュール・ノワールを展示するようですね。
参考までに、ブガッティは昨年のクリスマスにも同様の試みをフランスにて行っており、今回は「場所をかえての展示」ということになりそうです。
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扉が開けられ、登場するラ・ヴォワチュール・ノワール。
この「ラ・ヴォワチュール・ノワール」とはフランス語でズバリ「黒いクルマ」という意味ですが、その名の通りまさに真っ黒ですね。
この複雑な形状を持つホイールは3Dプリンタ製。
ゆっくりと降ろされるラ・ヴォワチュール・ノワール。
ただし(周囲の騒音のために判断しづらいのですが)エキゾーストサウンドが聞こえないように思われ、おそらくこの個体はモーターショー用に製作された「エンジンレス」の電動パワートレーンを持つ車両なのかもしれません。
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慎重にラ・ヴォワチュール・ノワールを降ろす様子を見守る人たち。
周囲の人は「いったい何が始まるのか」といった感じで固唾を飲んで立ち尽くします。
その後は慎重に狭い路地をバックさせ・・・。
無事にケースへと収納。
なお、移動に際してはヘッドライトやデイタイムランニングランプ、テールランプ、ブレーキランプ等が点灯しておらず、これらはもともと機能しないのかもしれません。
ブガッティ・ラ・ヴォワチュール・ノワールはこんなクルマ
ブガッティ・ラ・ヴォワチュール・ノワールはかつての「タイプ57Cアトランティーク」へのオマージュとなるモデルであり、「ブガッティの熱心なコレクター」によって注文されたワンオフ車両です。
ただ、ブガッティは「ワンオフ車両の注文は一般に受け付けていない」とも述べているので、このラ・ヴォワチュール・ノワールを注文した顧客は「特別中の特別」ということになりそう。
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発表されたのは2019年3月で、そこから開発が進められたために「納車まで3年かかる」とされており、ちょっと前にも開発中であることがプレス・リリースによってアナウンスされています。
搭載されるエンジンはシロンと同じ8リッターW16クワッドターボ、出力は1600馬力、そして駆動輪は4輪。
パフォーマンスについては非公開ではあるものの、このラ・ヴォワチュール・ノワールが「数字を競う」たぐいのクルマでないことは明白であり、実際にそれを気にする人はいないのかもしれません(それよりも先に、そのスタイルに目を奪われることになる)。
ブガッティ・ラ・ヴォワチュール・ノワールがロンドンに登場する動画はこちら
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参照:TheTFJJ