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アウディがA7スポーツバック発表。内外装に新デザインを盛り込んだ、「A8のクーペ版」にとどまらない意欲作

2017/10/20

さらにスタイリッシュに、さらに先進的に

新しいデザインが盛りだくさん。今後のアウディを示唆するモデル

アウディがA7スポーツバックをついに公開。
先日よりティーザー動画などが公開され、プロトタイプのスパイフォトも出回っていたものですね。
すでに発表されている新型A8同様にプロローグ・コンセプトから色濃く影響を受けたものでワイドなフロントグリル、スリムな前後ランプが特徴。

最近のアウディによく見られるように「極端に」鋭いエッジを持つパネルが特徴となっており(最近ではA5やTT、Q2に顕著)、フロントフードやサイドのラインは「流れ」を強調しているようで、これによって流麗なルックスに。

加えてフェンダーにおいてこのプレスラインを「盛り上げる(上下だけではなく横方向にも)」ことで筋肉質な雰囲気を出しているように思われます。
この「フェンダーラインが盛り上がる」のは先日にも日本で発表された「フォルクスワーゲン・アルテオン」とは真逆の手法で、アルテオンは「直線で前後に」ラインを描くことでスリムさと洗練を表現している模様。

反面、ルーフはやや丸みを(三次元的に)帯びており、一つのプレスラインもなく、ボディの下半分とは対照的なデザインを持つことも特徴。

A7のリアエンドは「ヨット」をイメージしたとされ、美しいラインを維持するためにリアスポイラーは格納式(時速120キロでポップアップ)。
テールランプは横長デザインをさらに押し進めたもので、内部の発光形状は「縦型」。
これはe-tronスポーツバックにも見られたもので、今後アウディにおいて拡大採用されると思われる意匠ですね。

内装においてもさらに洗練度が増し、タッチ式スクリーンを二つ装備。
オプションとしてはハッドアップディスプレイ、バング&オルフセンのオーディオ・システム、ヴァルコナ・レザー、ボイスコントロール、アンビエントライト・パッケージなどを用意している、とのこと。

機能面においてはA8同様にアウディAIに基づき豊富なドライバーアシストが与えられ、カメラやセンサーを多数装備することで自動パーキングも実現(これもA8と同じ)。

パワートレーンはまず3リッターTFSI V6ターボ(340馬力)、これに7速Sトロニック・トランスミッションを組み合わせ。
駆動方式はもちろん4WDシステムの「クワトロ」で、 0-100キロ加速は5.3秒とアナウンスされています。
最高時速は紳士協定によって時速250キロに制限されているのはいつもの通り(RSモデルではこれが解除されると見られる)。
のちに4気筒やディーゼル、A8同様にマイルドハイブリッドモデルも追加されそうですね。

サスペンションについては4種類が用意されており、固定レートのコイルスプリング、エアサス、スポーツサスなど。
なおスポーツサスペンションにおいては車高が10ミリダウンするようで、これは「Sライン(画像だと青いA7スポーツバック)」に装備されるのだと思われます。

ステアリングについては「スポーティーなレシオ」を持つプログレッシブ・ステアリング機構が与えられ、後輪操舵の装着も。
基本的にA7スポーツバックは「A8のクーペモデル」と考えられますが、そう呼ぶにはあまりに多くの独自装備、デザインを持っており、これはメルセデス・ベンツSクラスセダンとSクラスクーペの関係に似ている、とも言えそうです(Sクラスクーペにはセダンにも装備されない機能やデザインが付与されている)。

おそらくは実際に運転した印象もA8に比べると相当に俊敏かつダイレクトなのでしょうね。

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