| ここまで価格や性能、ボディ形状などバラバラはクルマの性能が近いことには驚かされる |
これもひとえにテクノロジーの進歩がもたらした結果としかいいようがない
さて、おなじみCarwowがフォルクスワーゲングループのハイパフォーマンスカーを一同に集めたドラッグレースを実施。
メンバーとしてはランボルギーニ・ウルス、ポルシェ718ケイマンGT4、アウディTTRS、フォルクスワーゲン・ゴルフRという顔ぶれですが、それぞれエンジンはV8、フラット6、直列5気筒、直列4気筒といった差異もあります。
そのスペックは三者三様
スペック的なものを見てみると、ランボルギーニ・ウルスは4リッターV8ターボ/650馬力で車体重量は2,199kg、ポルシェ・ケイマンGT4は4リッター自然吸気フラット6/420馬力で車体重量は1,450kg、アウディTTRSは2.5リッター直列5気筒ターボ/400馬力で車体重量は1450kg、フォルクスワーゲン・ゴルフRは2リッター4気筒ターボ/315馬力、車体重量は1,551kg。
駆動方式についてはポルシェ718ケイマンGT4がミドシップ後輪駆動、ほかはいずれもフロントエンジン+4WDというレイアウトです。
参考までに、価格についてだと、ランボルギーニ・ウルスが3068万円、ポルシェ718ケイマンGT4は1310万円、アウディTTRSは1026万円、フォルクスワーゲン・ゴルフRは590万円(ゴルフ7)といった感じでかなり差がありますね。
実際に走ってみたらこうなった
そこで実際のドラッグレースの様子ですが、スタートで飛び出したのはヘビー級のランボルギーニ・ウルス。
アウディTTRSも4WDのトラクションにモノを言わせて好スタートを決め、ポルシェ718ケイマンGT4も軽量なためにかなりいいスタートを切っています。
フォルクスワーゲン・ゴルフRはやや遅れてしまいますが、これはパワーウエイトレシオを考えるとやむを得ないところかと思われ、しかしむしろこのメンツを相手にしてよくここまで食いつけたなという印象も。
そしてゼロヨンタイムだと一番手はランボルギーニ・ウルス。
ついでポルシェ718ケイマンGT4。
僅差でアウディTTRS。
そして最後はフォルクスワーゲン・ゴルフR。
なお、急制動についてはもっとそれぞれの差が詰まっていて、驚くことにほぼ全車同じくらいの距離で停止していますが、アウディTTRSがほかよりもやや制動距離が短い模様。
こうやって見るといずれも加速性能や制動距離がいずれもかなり近く、やはり驚かされるのはランボルギーニ・ウルス。
この巨体にもかかわらず加速、制動距離ともにトップクラスであり、スーパーSUVの名はダテじゃないという感じですね。
そしてフォルクスワーゲン・ゴルフRのコストパフォーマンスにも驚かされ、今回の4車はどれを選んでも間違いないだろうというメンバーだと思います。
参考までにですが、ぼくの把握している範囲だと「価格維持率」が高いのはポルシェ718ケイマンGT4、ランボルギーニ・ウルス、アウディTTRS、フォルクスワーゲン・ゴルフRの順といったところ。
フォルクスワーゲングループ各ブランドのハイパフォーマンスモデルがその性能を競い合う動画はこちら
参照:carwow