| ヒュンダイは「N」ブランド専用モデルを作りたい? |
ヒュンダイはそのハイパフォーマンス部門「N」を拡大しており、現在は「i30 N」「ヴェロスターN」を発売。
さらには「i30 N ファストバック」を用意していると言われますが、今回はN部門のボス、アルバート・ビアーマン氏(もとBMW Mパフォーマンスの責任者)が「N専売のモデル」の可能性について言及。
ヒュンダイ「N」はメルセデス「AMB」BMW「M」日産「NISMO」と同様のハイパフォーマンスブランドという位置づけですが、「N」はニュルブルクリンク、そしてヒュンダイの本社素材地の頭文字。
イメージカラーは「パフォーマンス・ブルーにレッドアクセント」を採用しています。
ヒュンダイのボス(元BMW)はBMWを批判
「N」はこういったハイパフォーマンスブランドとしては後発にあたるせいか、各社を存分に研究したと見られ、そのぶんNブランドとしての「定義」もしっかりしており、このあたりはヒュンダイの「したたか」なところですね。
ヒュンダイ「N」は現在、上述の「前BMW M部門のボス」に加えてM部門からデザイナー、エンジニアも引き抜き。
そして今回そのアルバート・ビアーマン氏は古巣の「M」について「今やMはどのレンジにも拡大し、溢れかえっている」とBMWを批判しているのが興味深いところ。
さらには「BMWでは何もかもが戦争のようだったが、ヒュンダイでは自由がある」と後ろ足で砂をかけるかのような発言も。※洗脳されていそうで恐ろしい
たしかにBMWは純粋な「M」のほかに「Mスポーツ」も展開しており、いわば「M商法」とも言える行動に疑問を呈するのも理解できますが、これはポルシェ「GT」、メルセデス「AMG」同様に「利益を最大化するための」戦略であり、なんとも言えない部分。
なお、今回ヒュンダイが考えている「N専売」モデルはミドシップとのことで、たしかにヒュンダイはこれまでにも多数のミドシップコンセプトを発表。
ヒュンダイの場合は「レーシング・ミドシップ」=RMと表現され、これまでもRM14、RM15、RM16、RM30といったコンセプトカーが存在しています。
加えてヒュンダイは「Nブランド専売のスポーツカー(これが投入を表明したスーパーカーと同じなのかは不明)」について「販売網が対応できていない」ことを理由に投入がまだまだ先になるとも語っていますが、実際のところ現在のi30 Nやヴェロスター Nについても「実力がどの程度なのか」は非常に気になるところ。
まずその機会はなさそうですが、チャンスがあればぜひ自らの手でステアリングホイールを握ってみたいものですね。