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BMWが「M4 GTSベース、しかしDTMマシンっぽい」過激プロトタイプをテスト中

2018/06/20

| BMWらしからぬ過激モデル? |

BMWは「M4 GTS」を2015年に700台限定にて発売していますが、今回はそのM4 GTSをベースにした(カラーリングがM4 GTSと同じ)プロトタイプが走行中。
M4 GTSは「BMW史上最速」モデルだとされ、実際にニュルブルクリンクのタイムはBMWでもっとも速く、その数字はなんとフェラーリ458イタリアと同じ。
標準のM4から70馬力アップの500馬力を発生し、0-100キロ加速は3.7秒、トップスピードは時速305キロ。
さらに80キロの軽量化に成功しており、相当に切れ味が鋭そうなモデルですね。

M4の「最終限定版」か

なおBMW M4 GTSにて話題になった装備は「ウォーターインジェクション」。
これはインテークマニフォールドに水を噴射して気化熱でインマニ内の温度を下げ、吸入するエア内の「酸素密度」を向上させることでさらなるパワーを得るというもの。

その他、リアシート撤去、外装パネルの一部カーボン化、カーボンセラミックブレーキ採用、軽量バケットシート採用(レーシングタイプ)、アーム類のアルミ化、チタンエキゾースト採用等もトピック。

画像を見るとフロントフェンダーがワイド化されていること、フロントフェンダー上には流行りの「エアベント」が装着されていること(暫定のようですが)がM4 GTSとの相違点として挙げられ、フロントタイヤの後ろにもエアを抜くスリットが。
ホイールはM4 GTS同様の軽量ホイールを装着しているようです。

リアだとトランクフード形状が変更されて後ろに出っ張り(ロングテール化)、その上にはかなり高いステーを持つリアウイングが装着。
ウイング本体、翼端ともにカーボン製のようですね。

なお、この形状のまま市販されるのかどうか不明(というかこの謎M4 GTSそのものが販売されるかどうかもわからない)ですが、この「上にそのままスライドしたかのように伸びた」ステーは”トールサイズの濱田岳”を連想させます。

テールランプはM4 GTSに装着されている「OLED」のようですね。

そして驚きなのがフロントとサイド。
エアインテーク形状、フロントリップはM4 GTS同様ではあるものの、カナード(エアロフリック)が装着されており、かなり戦闘的な印象に。

加えてサイドステップにはレーシングカーばりのエアロデバイスが装着されており、見た感じでは2017年モデルの「M4 DTM」に近いエアロパーツを持つようです。

こちらがM4 DTM。
2017年モデルにはフロントタイヤの後ろとリアタイヤの前にエアロフリックがありますが、これは今回のプロトタイプにも見られる特徴です。

リアもやはり驚きそのもので、まず実用(通常の生活という意味で)に耐えることができそうにない巨大で天地の高いリアディフューザーを装備。
これは市販されるとなれば「カーボンファイバー製」となりそうですが、万一ヒットすれば100万円近いお金が飛んでゆきそう。

室内にはロールバーも見えますね。

まさに謎としか言いようのないプロトタイプではありますが、AMG「ブラックシリーズ」くらいのポジションにて登場するのかもしれない、と考えています。

VIA:CARSCOOPS

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