| むしろ新型i4に近いようにも見える |
BMW 4シリーズ・グランクーペのプロトタイプが目撃に。
新型4シリーズについては、「クーペ」のプロトタイプが先ごろ捉えられていますが、来年の発表に向けて鋭意開発中、といったところなのでしょうね。
まだまだ偽装が厚く全容を把握しづらいものの、3シリーズとはけっこう異なる部分もあって、まずヘッドライトについては、下辺が平坦となっており、ここに「窪み」がある3シリーズとは大きく構造が異なる模様。
加えてデイタイムランニングランプの発光形状も3シリーズとは違い、「下の方だけ」が光るようですね。
さらには3シリーズだとこれまでどおりの「アイロン型」ドアハンドルを持つのに対し、新型4シリーズでは「フラッシュマウント(ただし飛び出るわけではなく、ハンドル下の窪みに手を入れて引っ張るものと思われる)」。
世代を経るごとに3シリーズと4シリーズとの差は拡大
4シリーズはもともと「3シリーズのクーペモデル」として分離しているものの、今回のスパイフォトを見ると3シリーズとの差異は大きく、「3シリーズと4シリーズ」については、袂を分かった後、世代を経るごとにその差異を拡大している、ということになりそうです。
加えてボンネット上のプレスライン、サイドのプレスラインについても3シリーズとは異なるもので、ボンネットについてはパワーバルジのような迫力のある「モッコリ」が追加され、サイドだと明確なプレスラインが無くなってよりスムーズに。
そして気になるのはやっぱりフロントグリル。
BMWは、新型4シリーズを示唆する「コンセプト4」をフランクフルト・モーターショーにて発表していますが、なんといってもこの縦長フロントグリルは衝撃的。
そして今までは「3シリーズと4シリーズは共通の顔つき」という先入観があったため、「いや4シリーズにこのフロントグリルが与えられることはないだろう」とも考えていたわけですね。
ただ、今回のスパイフォトを見るに、「3シリーズと4シリーズとの差別化が図られる」ことが明白になり、であれば4シリーズにこの縦長フロントグリルが与えられるとしても不思議はない状態に(DRLはコンセプト4、そして今回のプロトタイプとで一致している)。
そこで今回のスパイフォトを目を凝らして見ることになりますが、バンパー下部のはどうしてもその内面を確認できず、「縦長グリル」が採用されるのかどうかは確認できず。
ただ、BMWはすでにコンセプト4でこの大型キドニーグリルの可能性を示唆しているので、どこかで偽装が解かれ、そのグリル形状が明らかになるのかも。
リアについては一見して目新しいところはなく、しかしトランクリッドの形状が「ダックテール」に近いデザインを持ち、これはコンセプト4に通じるものがありますね。
これはBMWとしては「新しい」形状ということになり、新型4シリーズは「何から何まで新しい」デザインが与えられることになるのかもしれません。
VIA:CARSCOOPS