| もうこんな音を出せるクルマを発売できるのもこれが最後かもしれない |
BMWは新型M3とM4を発表したところですが、展示イベントをモナコにて開催しており、数人のユーチューバーが動画をアップしています。
その中の一人、WorldSupercars氏はM4のエンジンスタートや空ぶかし、インテリア等を動画に収めることに成功していて、ここでその内容を見てみたいと思います。
なお、動画はイベント開始前に車両を(定位置に)動かすところを捉えているようですね。
新型M4からは凄い音が出ていた
そして動画ではエンジンスタート、アイドリング、空ぶかし時のサウンドを聴くことができますが、その音質は「低く太い」ものであり、相当に魅力的。
BMWでこれだけの音を出すクルマは非常に珍しく、音量に対して厳しい規制が導入されてゆく中で「この音量で大丈夫なのか」と思ったり。
なお、室内から聞く音については未収録ですが、BMW得意の「フェイクサウンド」が新型M4においても採用されているのかどうかは気になるところです。
奥には「Mモデル初のバイク」となるM 1000RRの姿も見えますが、これまでBMWは「クルマとバイク」との乗り入れがほぼなく、しかし今後は両者がともに展示される機会も増えてくるのかもしれません。
BMWは数少ない「2輪と4輪とを作っている」数少ないメーカーでもあり、他社との差別化という意味においても、ぜひ両者の乗り入れを期待したいところです。
そして新型M4は会場内をゆっくり移動。
やはりフロントグリルはデカい!
おそらく実車を肉眼で見ると相当にインパクトがあるものと思われます。
さらにこのボディカラーも非常に高い識別性を持っており、二重の衝撃といった感じですね。
インテリアはオフィシャルフォトにて公開されたものとはまた別カラー。
こちらがオプションの「9.5キロ軽くなる」カーボン製シートバックを持つスポーツシート。
プルタブも「Mカラー」です。
BMWは「X8」を投入予定
そしてこちらは初めて目撃される「新型X8」のプロトタイプ。
X7が投入された頃からX8投入のウワサがあったものの、ようやくそれが形になったということですね。
なお、BMWは「偶数」を車名に持つクルマについてはクーペもしくはクーペ風スタイルを与えていますが、このX8についても「やや」クーペ風。※X4やX6のルーフラインとはかなり異なる
ただ、ちょっと面白いのは、見たところ相当にホイールベースが長く、フロントフードも長いこと。
さらにキャビンを極力後ろ寄りまで持ってきて、比較的リアウインドウの角度を「きつく」設定しています。
これによってクーペ風SUVというよりはワゴンに近いスタイルを持っており、しかしロングノーズというスポーツカー的要件も備えていて、言うなれば「スポーツカーをワゴン化したレンダリング」にありがちな雰囲気を持っているようにも。
こちらはRain Pisk氏による「AMG GTのワゴン化」レンダリングですが、極端に言ってしまえばこういった雰囲気も持っており、「クーペ風SUV」に続く新しいスタイルになるかもしれません(ただしある程度のボディサイズがないと実現できない)。
ちなみにX8には、X7には存在しない「M」モデルが投入される、とも言われていますね。
参照: CARSCOOPS