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さて、BMWが新型M3/M4について語るコンテンツ「M3 M4 Explained」なる動画シリーズを公開。
現在は「エピソード2」までが公開されていますが、まずエピソード1についてはBMW M部門の責任者であるクラウス・フローリッヒ氏がその「パフォーマンス」「重量」ほかについて語る内容となっています。
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新型M4のパフォーマンスはM4史上最高
まずはM4のパフォーマンスについて、これはすでに数字が公開されているとおり「M4史上最強」。
現時点でラインアップされる”無印”M4であっても先代の「M4 GTS」を超えるといい、その理由の一つが「タイヤ/ホイールとブレーキ」。
ホイールはもちろん鍛造で、ブレーキについてもパッドの組成など多くを見直したようですね。
そのほか、サーキットでの速さを追求するには「ボディ剛性」も必要で、フロントそしてリアには、ブレースバーはじめ多数の補強が用いられている模様。
ただし重量は先代M4に比べて増加
反面、重量については先代M4に比べて増加しており、新型G82 M4(MT)の車体総重量は1,674kg、先代F82 M4(DCT)では1,640kg。
つまり、もっとも軽い仕様(MT)であっても、新型M4は先代M4のもっとも重い(DCT)仕様よりも重量がかさむ、ということになりますね。
それでもカーボンルーフを標準化したり、クランクシャフトを軽量化(-1.5kg)したりすることで、バランスやレスポンスの改善に務めている、と述べています。
オプション採用される新型カーボンシートについては、これまでのMスポーツシートに比較して10kgも軽いといい、相当な効果を見込めそう。
現代では環境への対応や安全性の向上が(たとえハイパフォーマンスカーといえど)必須となっており、重量増加を避けることができない状況ですが、新型M4についてはその増加を最小限に抑えており、クラウス・フローリッヒ氏も「この重量には自信を持てる」とコメントしています。
新型M4では整備性も重視
そして第二弾の動画でも新型M4におけるいくつかの特徴を紹介しており、まずは「整備性」。
フロントバンパー等をかんたんに外せるということをアピールしています。
そしてフロントバンパーを外した後は「クーリング」。
画像を見てわかるとおり、巨大なキドニーグリルのかすべてクーリングのためにあり、1000Wの出力を持つファンとともに強力な冷却性能を持つ、と述べています。
加えて、ラジエター等の位置については、バーチカルキドニー採用のため最適化が可能となっているようですね。
さらにはブレーキ等のクーリングについても紹介していますが、こういった内容はプレスリリースやオフィシャルフォト、サイト上でもうまく伝わらないものが多く、しかしM4に興味を持つ人であれば当然「知っておきたい」内容でもあり、以降のエピソードについても期待したいと思います。
BMW Mブランドの販売は過去最高に
なお、BMWは2020年の業績を発表するとともに「Mブランド」の販売が過去最高、そして前年比6%を記録した、と公表。
現在BMWは「M3」「M4」のようなM+1桁数字シリーズに加え、「M440i」といった数字+2桁/3桁のグレード名を持つMパフォーマンスシリーズを持ちますが、これらあわせて14万4218台を記録しており、とくに販売増加に貢献したのは「Xシリーズ」とのこと。
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BMWが新型M3 / M4について語る動画はこちら
まずこちらは主にパフォーマンス、重量について語る「エピソード1」。
こちらは主にクーリングについて語る「エピソード2」。
両方とも、スマートフォン対応の縦型動画です。
参照: BMW M / YouTube