| M4のハードコアモデルに搭載されるのがトルコン式ATというのは納得し難いが、事情が事情だけに仕方がない |
2022-2023年は新型BMW M4CSLのほかにも様々なモデルが登場するもよう
さて、BMWのモータースポーツ部門であるM社は今年で50周年を迎えますが、まずはそれを記念して発表されたのがSUVの「XMコンセプト」。
これは実際にM専売モデルとして発売されることになりますが、「なんだスポーツカーじゃなかったのか・・・」という落胆が大きく広がっているのも事実です。
ただし今年は(おそらく)新型M2、そしてM4CSL(クーペ・スポーツ・ライト)が登場することになると思われ、生粋のスポーツカーファンにとっては発表が待ち遠しいといったところでもありますね。
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新型BMW M4 CSLにはいいニュースと悪いニュースが
そして今回、その新型M4 CSLについて新たなニュースが入ってきていて、これには「いいニュース」と「悪いニュース」とがあり、いいニュースのほうだと、BMW M4 CSLは後輪駆動のみになる、とのこと。
おそらくM4は現在の世代が最後の「純粋なガソリン車」になると見られていますが、M4CSLはその軽量スパルタンバージョンであり、その性格を考慮すると、そして長期的な価値の維持を考えると、よりピュアな後輪駆動車は「歓迎すべき仕様」だと考えられます。
たしかに速く走ること「だけ」を考えると4WD(xDrive)のほうが有利だとは思うものの、やはり運転する楽しさを考えると後輪駆動に軍配が上がり、ガソリン世代最後のハードコア版ということになれば、後輪駆動を望みたい、と思います。
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そしてもう一つの「悪い方」のニュースについて、これは「AT車のみになるだろう」というもの。
つまりマニュアル・トランスミッション車が用意されず、M4CSLのトランスミッションはトルコン式ATのみということですね。
この理由は、かつてBMWが述べたとおり「500馬力を超えるターボエンジンのトルクに耐えうるマニュアル・トランスミッションをBMWが持っていない」からで、しかしマニュアル・トランスミッションを搭載したいがために出力を抑えるというのも本末転倒。
この純粋なM4 CSLにトルコンATというのは許容しがたいとも思いますが、パワーダウンはもっと許容し難く、「究極の選択」ではあるものの、ATを受け入れるしか無いのかもしれません。
なお、BMWは現在採用を拡大しているZF製のATについて、「もはや欠点が見つからず、MT、DCTに比較してもメリットしかない」と述べており、たしかにそうかもしれず、しかしただひとつだけ、「楽しみ」という数字ではあらわせない点においてはMTに敵わないだろう、とも考えています。
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新型BMW M4 CSLはどれくらい速いのか
このM4 CSLについて、出力550馬力にも達し、さらにはリアシートが取り外されるなど大幅な軽量化(100kg以上)がなされるとも報じられ、限定台数は1000台にとどまる、とも。
ちなみに「M3 CS」「M4 CS」が2023年に発売されるという話もあるようです。
ただ、ここでちょっと気になるのは「M4 CSLがどれくらい速いのか」。
現在ニュルブルクリンクにおける最速のBMWはM4 GTSの7:27.88ですが、これは総合だと50位にとどまっており、ベスト10とまではゆかずとも、新型M4 CSLにはベスト20あたりに食い込んで欲しい、とも考えています。
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参照:BMWBLOG