| ノイエクラッセがいったいどれくらい革新的なクルマになるのか今から楽しみで仕方がない |
内外装や各種機能とも、おそらくは「今までも考えもしなかった」ものが搭載されることになるのだろう
さて、BMWは2025年に新世代EV「ノイエクラッセ」を発表する予定ですが、そこには様々な次世代技術が持ち込まれるとアナウンスされています。
プラットフォーム、バッテリー、エレクトリックモーターといったハードから、新しい「デザイン」、そしてインテリアではインターフェースにおいても完全に刷新が図られ、BMW史上「もっともお金がかかった」プロジェクトだと言われていますね。
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今回は新しい「パノラミック・ビジョン・システム」が公開
そして今回、BMWの公式Facebookページで公開されたのが拡張現実(AR)を用いたパノラミック・ビジョン・システムで、これはノイエクラッセ iDriveユーザー・インターフェイスの一部だとされますが、ベースとなるのはダッシュボードとフロントウインドウとの境界にある細長いディスプレイ。
このディスプレイには、通常のメーターに表示されるようなスピードやバッテリー残量などの基本情報のほか、メディアやカーナビゲーション情報、時計など様々な情報が表示されます。
そしてBMWのパノラミック・ビジョン・システムの面白いところは、この”ダッシュボードの幅いっぱいの”液晶ディスプレイを延長(拡張)するかのようにヘッドアップディスプレイが展開されること。
つまり液晶ディスプレイとヘッドアップディスプレイとがシームレスに連結しているわけですが、これによって従来のメーター、そしてヘッドアップディスプレイの常識を超えた表示が可能となるわけですね。
しかもこのヘッドアップディスプレイは、たとえばカーナビ表示を行う際、目の前の(肉眼で見る)実際の道路に被せるようにして様々な情報(どの車線を曲がるかなど)をAR表示でき、今までにないほどわかりやすく、かつドライバーの注意力を無用に殺がない表示を行うことが可能となります。
もちろんこのヘッドアップディスプレイはカーナビ表示だけではなく様々な情報の掲示に役立つことになりますが、BMWは今後発売されるノイエクラッセすべての車種にこれを搭載するといい、動画を見る限りでは「このディスプレイだけでもノイエクラッセを購入する価値があるのでは」という感じ。※BMWはこのパノラミック・ビジョン・システムの登場によって現在の多くのクルマが持つ巨大ディスプレイが不要になると主張している
このノイエクラッセは2025年から2027年にかけて6車種が公開されるといいますが、BMWはその詳細につき、今年中に発表する、と述べています。
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