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メルセデス・ベンツが最高級モデル、新型Sクラスクーペ/カブリオレ、AMG版のS63/S65を発表

2017/09/05

メルセデス・ベンツが新型Sクラス・クーペ/カブリオレ、そしてそのAMG版を公開。
先日ティーザー動画にてOLEDテールランプ動作の様子が紹介されていますが、それ以外にも数々の特別な装備を持つ「スペシャル感の強い」モデルとなっています。
ワールドプレミアはフランクフルトモーターショーとなりますが、今回は画像、そしてスペックなどが公開に。

なお仕様地によってスペックが異なるようですが、アメリカ向けとしては「S560クーペ」「S560カブリオレ」を展開。
後輪駆動と4WDとが用意され、エンジンは4リッターツインターボV8(463馬力)を搭載し、0-100キロ加速はS560 4MATICクーペで4.5秒、後輪駆動のS560カブリオレもやはり4.5秒と公開されています。
欧州向けとしてはV6エンジン搭載の「S450(0-100キロ加速は5.5秒)」が投入される、とのこと。

驚きなのは「OLEDテールランプ」が標準にて装備されることで、これは「Sクラスセダン」には装着されず、そしてアウディのオプション価格でも60万円程度は必要となる高額なデバイス。

内装においては12.3インチのスクリーン、最新世代のCOMANDナビゲーションシステムが与えられ、エアコン、アンビエントライト、マッサージ機能、フレグランス機能を統合してドライバーや乗員の気分にあわせて変化させられる、とのこと。

機能的には「アクティブ・ディスタンス・アシスト・ディストロニック」「アクティブステアリング・アシスト」が標準装備となり大幅に安全性が向上。
さらには「魔法のじゅうたん」、マジック・ボディ・コントロールも当然オプションで選択可能となっています。

こちらはSクラスクーペ。
内装においてもステアリングホイールの仕様など、微妙にカブリオレとは差異がありますね。

Sクラスクーペ・カブリオレ。
淡い色調のトップが素敵です。



AMGバージョンにおいてはV8ターボエンジン搭載の「S63」、V12ターボエンジン搭載の「S65」が発表され、それぞれにクーペとカブリオレがラインアップ。
AMGの文法に則り前後バンパーの形状変更、グリルやホイールの大型化等によって「ワル」そうな雰囲気となっています。

今回のフェイスリフトにおいて、S63はこれまでの「ツインターボV8/5.5リッター」エンジンを廃止し、「4.4リッターV8ツインターボ」ヘ改められたことが大きな変更点。
トランスミッションはAMGスピードシフト9G、駆動方式は4MATIC(4WD)。
0-100キロ加速においてはクーペ/カブリオレともに3.4秒、と驚異的なレベルに到達しています。※新型BMW M5と同じタイム
最高時速はリミッターにて300キロに制限されているようですね。

新しい気筒休止システムも導入され、これによって2/3/5/8気筒といったマネジマントが可能となっています(2気筒だと1/4、つまり1.1リッターエンジンと同じですが、そう考えるとちょっと心配。もちろん問題は何もないはずですが)。

こちらはカブリオレの画像。

こちらはクーペ。

AMG版のトップレンジ、「S65」はこれまでと同じ6リッターV12ツインターボエンジン搭載。
621馬力を発生するものの、駆動方式は「後輪駆動がスタンダード」で、相当な暴れ馬なのかもしれません。
なおトランスミッションは7速AT、0-100キロ加速は4秒。
ここで驚くのは「フラッグシップのほうが、下位モデルのS63に加速で劣る」ということですが、これはトランスミッションの差(7速と9速)、駆動方式の差(4WDと2WD)によるもの、と考えるのが妥当と思われます。

なおフロントグリルの内部構造はこれまでと大きく変わり、「横基調」だったものがAMG GT Rで採用された「パナメリカーナ・グリル」によく似た形状に(奥の方に横方向のルーバーは見えるものの、やはりこれまでとはデザイン的に全く異なる)。

バンパー下部のグリルについてはV12モデルの定石通り「クローム」となり、ホイールは20インチサイズ、ブレーキ容量は大きくアップされてフロントは15.4インチディスク+6ポットキャリパー、リアは14.2インチローター+シングルポットキャリパーという構成です。

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