| レアなブラックシリーズが2台、さらにレアなCLK DTM AMGも |
香港にてメルセデス・ベンツAMGヴィジョン・グランツーリスモ(AMG Vision Gran Turismo)を見てきましたが、こちらは現場に集まったメルセデス・ベンツSLS AMG ブラックシリーズ、SL65 AMG ブラックシリーズ、CLK DTM AMGなど。
いずれも生産は数百台のみで、日本に入ってきたのも多くとも25台、というレベルの希少なモデル。
なお、「ブラックシリーズ」はメルセデスAMGのボス、トビアス・メアース氏いわく「AMGのトップに位置するモデル」とのことで、パフォーマンスを最優先し、そのためコストは度外視。
よって価格も高いものだと5000万円くらい、という規格外の設定となります。
見逃すな。メルセデスAMGブラックシリーズ3台がオークションに登場予定
ブラックシリーズよりもパワフルでレアな「メルセデス・ベンツCLK DTM AMG」が競売に
初めて目にするSL65 AMG ブラックシリーズ
まずはメルセデス・ベンツSL65 AMG Black Series。
製造期間は2008〜2011年、製造台数は350台。
日本へ正規輸入されたのはわずか12台というレアカーで、ぼくも実車を見るのは初めて(新車販売価格は4880万円!)。
エンジンは6リッターツインターボ、670馬力。
トランスミッションは5速ATですが、これは「旧型のトルコンATでないと、SL65 AMG Black Seriesの膨大なトルクに対応できなかった」からだと言われます。
Autocarのレビューによると、とにかくアクセルを踏むと車体が暴れまわって大変、とのこと。
純正でこのオーバーフェンダーというのは驚きそのものですね。
なお、この個体はホイールを社外品へと入れ替えているようです。
SLS AMGにも過激なブラックシリーズが
こちらは2013年に発売されたメルセデス・ベンツSLS AMG Black Series。
エンジンは6.3リッターV8で、もちろんチューンされて標準モデル比60馬力の「631馬力」を発生。
0-100キロ加速は3.6秒と相当な俊足な誇るモデルですね。
一方で車体重量は標準のSLS AMGより70キロも軽量化。
ブラックシリーズ中でもっとも世代が新しく、そして運動性能も高い、とされています。
AMGエンブレムには「Black Series」のロゴ。
やはりガルウイングは格別。
フロントにはカーボン製のエアインテークガイド、フロントリップ、カナードが。
ドアミラー、サイドスカットル、フロントフードにもカーボンファイバー製パーツ。
意外と狭い開口部。
サイドシルは高く、ドア前後もかなり短くなっています。
ボディ剛性も理由の一つかもしれませんが、デロリアンで問題となった「重いドアを支える」ことによる問題を回避(ドアを小さく作っている)したかったのかもしれません。
けっこうナイスなロケーション。
他の画像はFacebookのアルバム「メルセデス・ベンツSLS AMG ブラックシリーズ、SL65 AMG ブラックシリーズ、CLK DTM AMG」に保存しています。