「ウイング」グリルが大きく、かつ立体的に
フルモデルチェンジを受けるメルセデス・ベンツGLSのプロトタイプを一般人が捉えた画像が公開に。
GLSはメルセデス・ベンツのSUVラインナップにおけるフラッグシップであり、「新型にはマイバッハも設定されるのではないか」と言われるモデルです。
そしてこの画像を見て思うのは、「やはりフロントグリルが大きくなったな」ということ。
下の画像は現行GLSで、これを見ると「もともとフロントグリルが大きい」ということもわかるものの、新型GLSではグリル周辺のデザイン含めて「よりグリルが押し出された」デザインへと変更されているようにも思います。
なお、フロントグリルが大きくなっているという点においては「新型Sクラス」も同様で、世界的に”高級車のフロントグリルが大きくなる傾向”があるのは間違いなさそう。
新型メルセデス・ベンツGLSは大型化しながらも軽量化
なお、現行GLS(X166)は2015年に登場していて、それを考えると現段階でのフルモデルチェンジはちょっと早いような気も。
ただし現行GLSはダッジ・デュランゴのプラットフォームを使用しており、メルセデス・ベンツとしてはこれを自社設計へと切り替えたいという意図があるのかもしれません。
そのため新型GLSでは、プラットフォームをメルセデス・ベンツGLEにも採用されるMHA(モジュラー・ハイ・アーキテクチャ)へとスイッチし、車体を拡大しながらも軽量化を図る、とされています。
今回撮影されたプロトタイプを見ると、全体的なボディ形状やウインドウグラフィックは現行モデル同様。
フルモデルチェンジと言うよりはフェイスリフト(マイナーチェンジ)と表現してもいいレベルだとも思います。
ただしヘッドライトやフロントバンパーのデザインは最新世代のものへと改められ、外観的には、よりラインナップ間での統一感が図られることに。
それはインテリアについても同様で、メインメーターは液晶に、そしてそれにプラスして大型タッチスクリーン式ディスプレイが与えられ、最新バージョンのMBUXや「ジェット機のバーナー風」エアコン吹出口が装備されることになりそう。※新型Sクラスのスパイフォトでは、もう一つ先の世代のインテリアが捉えられているが、それが採用されるかどうかはわからない
新型メルセデス・ベンツGLSのパワートレーンについては現行の「V8」「V6ディーゼル」から、「V8」「直6+ハイブリッド」へと変更されると思われ、さらには直4搭載のウワサも。
もちろんAMGモデルも登場することになりそうですが、何よりも期待されるのは「マイバッハ」で、高級SUV市場に大きな旋風を巻き起こすことになりそうです。
VIA:CARSCOOPS