| まわりのクルマが小さく見える |
メルセデス・マイバッハGLSと見られるプロトタイプが走行中。
ベントレー・ベンテイガ、ロールスロイス・カリナンの対抗馬という位置づけで、「限定ではない」マイバッハのSUVとしては初の市販モデルとなります。
「マイバッハ」はかつて独立したブランドではありましたが、現在ではメルセデス・ベンツの中に格納され、「メルセデス・マイバッハ」として、メルセデス・ベンツのグレードの一つ、というポジションです。
現在メルセデス・ベンツとしては、ベースとなる「メルセデス・ベンツ」、ハイ・パフォーマンス版の「メルセデスAMG」、ラグジュアリーモデルとしての「メルセデス・マイバッハ」という構成を持ちますが、それぞれの差異については主に「フロントグリル」で表現しているようです。
メルセデス・ベンツについては横方向のウインググリル(ルーバーは1本か2本)、縦方向の力強いルーバー(パナメリカーナ・グリル)を持つAMG、そして細い縦ルーバーの奥に横方向ルーバーを組み合わせた「格子状」グリルを持つのがマイバッハ、という感じですね。
そして今回目撃されたプロトタイプについては、格子状グリルを持つために「マイバッハの可能性が高い」ということになりそうです。
メルセデス・マイバッハGLSはおそらく「もっとも売れたマイバッハ」となりそう
SUVとしてのマイバッハは、過去に限定モデルとして「メルセデス・マイバッハG650ランドーレット(99台限定)」が存在しますが、これは「富裕層向けのエレガントなオフローダー」。
非日常性を押し出したものだとも捉えてよく、しかし今回のメルセデス・マイバッハGLSはその対極(つまり日常的なSUV)にあると考えて良いかもしれません。
そして今回のメルセデス・マイバッハGLSについて、その名の通りGLSをベースにしており、よって生産されるのはGLSと同じアメリカのアラバマ工場となる可能性が大。
ちなみに、アメリカで生産されるもっとも高価な(限定ではない)量産車はホンダNSXだとされますが、このメルセデス・マイバッハGLSについてはそれを超えることになる、とも報じられています。
そしてGLSとの差異ですが、かなり「微妙」な内容ではあるものの、フロントバンパー内のロワーグリルがGLSよりもちょっと上のポジションにあるようです。
GLSの場合は、フロントグリルの下辺あたりにロワーグリルの上辺が位置しますが、マイバッハGLSではロワーグリルが上の方にあり、これによってちょっと印象が変わっているようですね。
さらにはホイールも高級車にふさわしいマルチスポークに。
リアだとテールパイプの内側にバー状のインサートが見えますね。
現在メルセデス・マイバッハGLSの詳細については全く謎。
パワートレインについては「V12」は見送られるだろうと言われ、「GLS580」同様の、48ボルト・エレクトリックシステムとV8エンジンとを組み合わせた489馬力のマイルドハイブリッド(ISG)となるだろうという説が有力。
ただしその内装はGLSとは大きく異なるものになるという見方が強く、後席は完全に分離したキャプテンシートになるともウワサされています。
価格についても情報はなく、「今年の冬」と言われる発表を待つしかなさそうですね。
VIA:CARSCOOPS