| より堂々とした高級感が感じられるモデルチェンジに |
新型メルセデス・ベンツSクラスのプロトタイプが走行しているところを収めた動画が公開に。
これはドイツにて目撃され、とくにメルセデス・ベンツのスパイビデオに強いwalkoARTvideosがアップロードしたもの。
これまでのプロトタイプに比較すると、比較的カモフラージュの薄い新型Sクラスの様子が確認できます。
とくにドアハンドルまわりの偽装が解除され、予想通りの「ポップアップ式」ドアハンドルを見ることができますね。
4ドア「セダン」はシャークノーズを採用しない?
このポップアップ式ドアハンドルは主に空気抵抗を重要視するスポーツカー、スーパーカーで採用されることが多く、ランボルギーニ・ウラカンやポルシェ911、ジャガーF-TYPE、日産R35 GT-Rといったところで採用済み。
ただしメルセデス・ベンツSクラスのようなサルーンでの採用事例は珍しく、すぐに思い浮かぶのは「テスラ・モデルS」くらいです。
なお、ここ最近のメルセデス・ベンツは極力凹凸を避ける傾向にあり、プレスラインや段差をとことん排除。
それは同社のEVシリーズ「EQ」に顕著であり、今回の新型Sクラス、それ以前に最近発表されたCLA等を見ても”EQにとどまらず”メルセデス・ベンツブランドにおいても進められてゆく、と考えて良さそうですね。
そしてこれまでのプロトタイプからもわかるとおり、新型Sクラスでは「シャークノーズ」を採用しないこともトピック。
シャークノーズとは、ボンネットの上側が前に突き出た「サメ風の」アグレッシブなルックスを指しますが、Sクラスでは攻撃性よりも優雅さを優先するのかもしれませんね。
デイタイムランニングランプは「ヘッドライト外周型に光る」?
さらに今回の動画の撮影者は「新型メルセデス・ベンツSクラスのデイタイムランニングランプは、ヘッドライトの外周をリングのように照らす」と指摘。
動画だとカモフラージュ用のフィルムによってヘッドライト下半分が隠されていて「現行のメルセデス・ベンツっぽい」発光形状のように見えますが、肉眼で見るとまた違った印象を受けたのかもしれません。
リアから見るとこう。
まだまだ偽装が厚く、そのデザインを知るのは難しい状態です。
ちなみにこちらが現行Sクラス。
これと比較すると、リアクォーターウインドウのグラフィックがやや変更され、丸みが与えられているように見えます。
加えてプレスラインはじめ各部の凹凸が少なくなり、マイルドかつ滑らかになっているようですね。
ナンバープレートやテールパイプの位置が現行とほぼ変わらず、イメージとしては「現行モデルの延長線上」にあるのかもしれません。
あわせて読みたい、新型メルセデス・ベンツSクラス関連投稿
現在、新型メルセデス・ベンツSクラス、そしてそのバリエーションの一つでもあるメルセデス・マイバッハSともに幾度となくプロトタイプが目撃されていますが、そのヘッドライト、テールランプは現行メルセデス・ベンツのどの車種とも大きく変わるように見え、Sクラス独特のデザインが与えられる可能性が大。
加えてインテリアもこれまでの路線からドラスティックな転換をはかり、「センターコンソールに大きなディスプレイを採用した」テスラ・モデルS風の内装になるものと見られます。