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【動画】新型メルセデス・ベンツSクラスとマイバッハSクラスとでは異なるドアハンドルを採用?現行モデルの反省から差別化を拡大か

2019/11/16

| 現在のマイバッハは、メルセデス・ベンツSクラスのバリエーションのひとつであり、大きな差別化はない |

次期メルセデス・ベンツSクラス、次期メルセデス・マイバッハSクラスとでは「ドアハンドルが違う?」という比較動画が公開。
以前(2011年まで)、マイバッハはメルセデス・ベンツとは独立した別ブランドであったものの、現在は「メルセデス・ベンツのバリエーションのひとつ」として格納されています。
よって現行マイバッハも「Sクラスの派生車種」として扱われており、正式名称は「メルセデス・マイバッハSクラス」。
車体構造はもちろん、そのディティールも”メルセデス・ベンツ”Sクラスと余り変わらず、これは富裕層にとって「たいそうがっかり」なのかもしれません。

実際のところ、以前のマイバッハ(2002-2011)は破格の高級さを持っており、ベースがSクラスというのは現在と変わらずとも、その全長は「マイバッハ57S(5470万円)」では5,723ミリ、「マイバッハ62S(6310万円)」では6,165ミリ。
もちろんストレッチされたのみではなく、ボディパネル、 ヘッドライトやテールランプも専用設計となっていて、「マイバッハらしい風格」が備わっていたワケですね。

こちらはマイバッハ62S。
まさに「超弩級」という表現がふさわしい、重厚なクルマであったと思います。

maybach-62-profile

現行メルセデス・ベンツSクラス、メルセデス・マイバッハSクラスはこんな感じ

そして現行メルセデス・マイバッハSクラスですが、こちらは価格帯が2354万円~3007万円。
ボディサイズは全長5,465ミリ、全幅1,915ミリ、全高1,495ミリ。

メルセデス・ベンツSクラスだと、価格帯は1138万円~2533万円で、ボディサイズは全長5,125~5,285、全幅1,910~1,915ミリ、全高1,495ミリ。

こうやって見ても、現行メルセデス・ベンツSクラスとメルセデス・マイバッハSクラスとの間にはそこまで大きな差はないと考えていて、2011年に、押し出しの強かった「マイバッハ」が終了したと同時に多くの顧客がロールスロイスへと流れたんじゃないか、とも推測しています(当時、アメリカ西海岸のラッパーたちはマイバッハを愛用していたものの、やはりロールスロイスに乗り換えた)。
そして、彼ら/彼女らは、現行マイバッハが誕生した際にも、「戻ってこなかった」のかもしれません。

新型マイバッハは「メルセデス・ベンツ」との差が大きくなる?

つまり、現行メルセデス・マイバッハに対して「物足りない」「排他性が足りない」と考える人々も多いと思われ、そういった人々がロールスロイスはもちろん、ベントレーに流れている可能性も。

しかし今回の動画を見るに、そういった”客離れ”対策なのか、フルモデルチェンジ版となるメルセデス・ベンツSクラスとメルセデス・マイバッハSクラスでは、その差が拡大すると思われるところもあるようです(W223世代の新型マイバッハも現行同様、メルセデス・ベンツのバリエーションとなるのは既に決定している)。

こちらはまず新型メルセデス・ベンツSクラスのプロトタイプ。
カモフラージュ用のシートに覆われてはいるものの、フラッシュサーフェスのドアハンドルが確認可能。

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こちらは新型メルセデス・マイバッハSクラスと思われるプロトタイプ。

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ドアハンドル部分のカモフラージュが取り除かれていて、クロームの加飾が追加されて「やや立体的に」なっているのがわかりますね。

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実際のところは発売されてみるまでわかりませんが、メルセデス・ベンツは「マイバッハの客をロールスロイスに持ってゆかれた」「ロールスロイスの販売が好調」なのが気に入らないはずで、そのために新型マイバッハについてはメルセデス・ベンツブランドとの差別化を現行よりも強く押し出し、”ロールスロイスに対抗できるクルマ”に仕上げてくるのかもしれませんね。

VIA:: walkoARTvideos - YouTube

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