| クルマの機能はほぼ音声だけで操作ができそうだ |
さて、先日よりその技術を小出しに紹介している新型メルセデス・ベンツSクラス。
前回は「他に例を見ない」ヘッドアップディスプレイ等が動画にて見せていますが、今回はインフォテイメントシステム「MBUX」についての説明動画が公開されています。
なお、メルセデス・ベンツ公式にて動画が公開されるほか、ユーチューバー「MercedesbenzKing」氏も特別にメルセデス・ベンツに招かれて独自リポートをUPすることに。
ちなみにメルセデス・ベンツは新型メルセデスAMG GTブラックシリーズについてもユーチューバー、Shmee150氏を起用していますが、今後ニューモデルについてはユーチューバーを積極活用する予定なのかもしれませんね。
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メインのスクリーンは12.8インチ
なお、MBUXは最新世代へと進化し、「フルカスタマイズ」が可能に。
スクリーンサイズは12.8インチのOLEDとのことですが、テスラ・モデルSの17インチに比較するとちょっと小さめです(12.8インチよりも大きく見える)。
ただ、ディスプレイの位置はこれまでのメルセデス・ベンツだとダッシュボードにあったものがセンターコンソールへと移動し、ずいぶん操作しやすくなったようですね。
加えて、サウンドと振動にて「フィードバック」を伝えてくれ、タッチ式ディスプレイにありがちな「ちゃんとタッチできたのかどうかわからず、2度押ししてしまう」という状況を改善(アウディもこの”フィードバック”を採用している)。
ステアリングホイールは最新式の「(新型Eクラスで採用された)ダブルデッカー」が採用され、これはスポーク左右を「二段」にすることで表面積を拡大させ、操作スペースを広く取ったもの。
スイッチ類はタッチ式となっており、これまでのステアリングホイールに採用されていたタッチパッドよりもずいぶん精度が向上しているようです。
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メーター表示には「クラシック」「スポーツ」などいくつかのパターンがあるのもこれまで通りですが、今回は「Sクラス専用」表示も用意されている、とのこと。
加えて「ナイトモード」だと、よりシックでラグジュアリーなデザインへと変更される模様。
音声認識機能はより正確に
MBUXの音声認識機能もさらに進化し、動画を見るとまるで人と会話しているかのように自然にコミュニメーションが成立しており、「救急キットはどこ?」「スマートフォンとインフォテイメントシステムをどう繋げばいいの?」といった質問に対しても的確に答えています。
後部座席はこんな感じで広びろ、そしてモニターもビッグサイズ。※ドアインナーパネルは試作品で、市販モデルと同等ではない、とのこと
もちろんモニターはタッチ式となっており、席ごとに個別に機能する反面、コンテンツを他の人にシェアしたり、ということも可能に。
「疲れた」とMBUXに語りかけるだけで回復方法を示してくれるなど、まさに「パーソナルアシスタンス」といった印象。
そして多数の人が乗ることを考慮しているようで、個々の好みを記憶させておくことができ、乗ったときに自分専用のエンターテイメントプログラムなどを呼び出せるようですね。
動画を見ていると、走る家電どころか、家電を操作してくれる執事が付いているといった印象もあり、「クルマもここまで来たか・・・」と驚かされます。