| 見た感じではワイド&ロー、アグレッシブなルックス |
さて、過去に2度ほどスパイフォトが出回った新型メルセデス・ベンツSLですが、今回メルセデス・ベンツ自らがそのプロトタイプの画像を公開しています。
メルセデス・ベンツは昨年に「来年から新型SLの路上テストを開始する」と宣言し、実際に2020年1月には路上を走る姿が目撃されることに。
しかしながらその後はコロナウイルスの影響もあって思うようにテストを行えなかったと思われ、その期間中は「デジタル上での開発」を進めていたといい、しかし晴れて今回、路上でのテストを開始したというわけですね。
新型メルセデス・ベンツSLはかつての「SL300」を意識したデザインに
なお、新型メルセデス・ベンツSLは次世代AMG GTと多くを共有すると言われ、そのため主に開発を担当するのはメルセデスAMG。
そしてメルセデス・ベンツ本体の研究開発部門も開発に参加し、今回の路上テストを行っているのはメルセデス・ベンツのテスト&テクノロジーセンターだと紹介されています。
今回公開された画像を見ると、ヘッドライトは新型Eクラスや新型Sクラス同様に「つり目」を採用。
ただしそれ以上のことは分厚い偽装に遮られて細部を把握するのが難しい状態です。
なお、新型SLはかつての「300SL」に近いスタイルを持つとも言われており、「メルセデス・ベンツ」SLはクラシカルで優雅なスタイルを、そしてメルセデスAMG版(GT)にはスポーティでアグレッシブなスタイルが与えられるのかも。
なお、メルセデス・ベンツSLと次期メルセデスAMG GTとはプラットフォームを共有するものの、住み分けのためにSLでは2+2、AMG GTでは2シーターと言われ、しかし実際にどうなるのかは不明。
画像を見る限りでは、どうやってもリアに2人乗るのは難しそうにも見えますね。
なお、新型SLのルーフはこれまでのメタルトップからソフトトップへと変更されると報じられ、その意味でもやはりSLは「クラシカル」な路線へとスイッチするのかもしれません。
ちなみに「見慣れない」ホイールを装着していますが、これはおそらく「”エアロ”ホイール」。
ブガッティ・シロン・ピュールスポールのような形状を持つと思われ、ここ最近のメルセデスAMGは「エアロホイール」にこだわっているだけに、最新のデザインを持つ、そしてエアロダイナミクスにこだわったホイールが与えられる可能性が大きそうですね。