【動画】ニュル最速タイムが書き換えられる？メルセデスAMG GTブラックシリーズが6:43で走行したというウワサが噴出

｜　たしかにメルセデスAMG GT ブラックシリーズのポテンシャルは常軌を逸していそうだ　｜

さて、先日ホッケンハイムGPコースにて、フェラーリ488ピスタよりも速いタイムを記録したメルセデスAMG GT ブラックシリーズ。

ニュルブルクリンクに挑戦する、いやもう挑戦済みで市販車最速タイムを出したという議論が交わされる中、ニュルブルクリンク専門ユーチューバー、Misha Charoudin氏が「すでにメルセデスAMG GTブラックシリーズは、6分43秒でニュルブルクリンクを周回した」という動画を公開。

もしこれが本当だとすると、およそ2年前にランボルギーニ・アヴェンタドールSVJが達成した「市販車最速」タイムである6:44.97を大幅に短縮したということになります。

このタイムはにわかに信じられない

メルセデスAMG GTブラックシリーズはFRレイアウトを持ちますが、現在最速の座に就いているランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ（6:44.97）はミドシップ＋4WD/770馬力、2位のポルシェ911GT2RSはRR/700馬力。

その後もミドシップとリアエンジンが続き、ようやくフロントエンジンが登場するのは11位のダッジ・ヴァイパーACR（7:01.30）となっていて、つまりフロントエンジンではニュルブルクリンク（だけではなく他のサーキットにおいても）を速く走るのは相当に難しいということがわかります。

なお、メルセデスAMG GT ブラックシリーズの出力は720馬力ですが、「フロントエンジン」というビハインドをはねのけるにしてはやや低い数字なんじゃないかというのも偽らざる心境。

ただし現実的に、ミドシップスーパーカーやリアエンジン（911）をも超えるタイムをホッケンハイムにて記録していることは間違いなく、レイアウトや馬力を超えるポテンシャルを持っているのは間違いないのかもしれませんね。

それでもウワサは絶えない

この「メルセデスAMG GT ブラックシリーズが7:43を達成」というウワサについては複数筋が報じられており、主には　ニュルブルクリンクにて同乗体験を提供する「ニュルブルクリンクタクシー業者」から。

つまりは内部からのリークではなく、これら業者が「メルセデス・ベンツが、ニュルブルクリンクを貸し切ってタイム計測を行い、その様子を見たり、手計測してみると7:40くらいで走ったようだ」とコメントしていて、彼らの生業を見るに、この数字は信用してもいいのかもしれません。

ちなみに今回、メルセデスAMGはカメラカーを使用して撮影を行っている様子も目撃されており、これはおそらく「記録達成動画」に使用されるんじゃないか、という見方も多いようですね。

ニュルブルクリンクのタイムについては長らく変動がなかったものの、ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJが記録を塗り替えたあたりから目まぐるしく上位が入れ替わるようになり、しかしここ2年ほどは天下が平定された状態。

ただしここで記録が書き換えられることになればランボルギーニそしてポルシェが黙っているとは思えず、ランボルギーニはウラカンEVOのハードコアモデル、ポルシェは新型911GT3もしくはGT2RSでこれに応戦することになるのかもしれません。

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参照：Misha Charoudin