| 今からガソリンエンジンを開発したとしても、「残り寿命」が短そうだが |
さて、新型Sクラスの発表が記憶に新しいメルセデス・ベンツ。
今回は11月19日にフルモデルチェンジ版となる新型マイバッハを発表すると予告しています。
公開されたのは一枚のティーザー画像のみで、「新しいラグジュアリーの定義」とあり、ベースとなる新型Sクラスの内外装を見る限り、その言葉に偽りはなさそう。
なお、このニューモデルにつき、「マイバッハ”Sクラス”」と明言はされていないものの、ドアハンドルやウインドウ、Cピラーの形状を見るとまずマイバッハSクラスと捉えて良いかと思われます。
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新型マイバッハが贅を尽くしたクルマになるのは間違いない
メルセデス・ベンツは(その内装において)これまでの「重厚な」伝統的な高級感から、新型Sクラスでは「デジタル世代の」新しいラグジュアリーへと移行していますが、新型マイバッハのインテリアはさらに同路線を進化させ、ヴィジョンEQSのような雰囲気になるのかも。
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なおエンジンについてはV12を搭載すると見られ、おそらくはメルセデス・ベンツにて唯一の「V12エンジン搭載車」となりそうです。
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なお、メルセデス・ベンツはマイバッハブランドに注力することも明言しているので、フルモデルチェンジ版となる新型マイバッハSクラスにつき、これまでとは「一味違う」かもしれませんね。
新型メルセデス・ベンツSLは「クラシカル」な雰囲気に?
そして次は、最近かなりの頻度で目撃されている新型メルセデス・ベンツSL。
今回の新型SLは「過去のSL史上、300SLにもっとも近いクルマになる」とも言われており、実際にプロトタイプを見ると「優雅な丸みを帯びている」ことがわかります。
この「ロングノーズを持つクラシカルなルックス」はメルセデス・ベンツの持つ資産だと言ってもよく、ほかメーカーでは持ち得ないレガシーの一つ。
現在スポーツカー/スーパーカー市場は百花繚乱の状態ですが、厳しい競争を勝ち抜くためにポルシェやフェラーリは過去にインスピレーションを受けたモデルを登場させており、メルセデス・ベンツもその例に倣うのかもしれません。
新型メルセデス・ベンツSLは内装もレトロ?
今回のスパイフォトでは初めてその内装が確認されていますが、これを見るに、現在のメルセデス・ベンツが採用する「横に長い液晶パネル」ではなく普通のメーターフードを持つようにも。
ただ、この形状自体も「普通に見えるように」マットの形を整えているだけなのかもしれず、まだまだ判断ができないと思います(しかしながら、レトロ感を出すためにあえてほかモデルと異なるデザインを採用する可能性も十分ある)。
メルセデス・ベンツCLSはそろそろフェイスリフト
そしてこちらはフェイスリフト版と思われる、新型CLS。
メルセデス・ベンツのラインナップは非常に多くなっており、ここまでくると常にいずれかのモデルがフェイスリフトなりフルモデルチェンジのためのテストをしている状態で、ときどきワケがわからなくなることも。
なお、リアはカモフラージュのない状態。
ただし「変更ナシというわけには行かず、おそらくは何らかの改良が施されることになりそうですね。
ダイムラーと吉利汽車は共同で新型エンジンを開発
今回ロイターが報じたところでは、メルセデス・ベンツと吉利汽車とが新型エンジンの開発を共同にて行う、とのこと。
ちなみに中国におけるメルセデス・ベンツのパートナーは吉利汽車ではないのですが、この「共同開発」について、吉利汽車のCEOである李書福氏が約10%のダイムラー株を取得して「個人最大株主」へと躍り出たことに関係しているものと思われます(同氏はメルセデス・ベンツに対して強い憧れがあり、最初に作ったのはメルセデス・ベンツのコピーだった)。
なお、この新開発のエンジンは2024年から中国で製造されると言われますが、世界的に見てガソリンエンジン車を販売できる期間はわずかしかなく、「今から新規開発してモトを取れるのか」とちょっと心配になったりします。