メルセデス・ベンツGクラス（ゲレンデ）にピュアエレクトリックモデル登場？9月の独モーターショーにて発表されるとのウワサ

｜　ただしEVの常として、発表はするものの、納車は1～2年先となるようだ　｜

プラットフォームはEV用ではなくGクラスの「ラダーフレーム」を採用し、オフローダーとしての性能も諦めない

さて、メルセデス・ベンツ（のオーラ・ケレニウスCEO）は公式に「Gクラスのエレクトリックモデルを開発中」と述べていますが、今回はその「電動Gクラス」が今年9月にミュンヘンにて開催されるモーターショー（IAAモビリティーショー）にて公開されるとのウワサ。

メルセデス・ベンツGクラス（ゲレンデ）は1979年の発売以降、基本構造を大きく変えずに現在まで販売を続けており、しかもその販売が年々伸びているという不思議なクルマ。

2018年に現行モデルにスイッチしているものの、メルセデス・ベンツいわく「モデルチェンジではなくフェイスリフト（マイナーチェンジ）」だと述べ、実際にコードネームもW463を継続しています。

メルセデス・ベンツは利益率の高いブランドへ注力

なお、このGクラスについて、基本設計が古いことや重量が重いという問題もあって燃費がよろしくなく、よってメルセデス・ベンツ内部では「廃止すべき」という議論もあった模様。

ただし上述の通り「売れている」のもまた事実であり、Gクラスを存続させるためメルセデス・ベンツが選択した道が「ピュアエレクトリック」だったのかもしれません。

参考までに、メルセデス・ベンツは「マイバッハ」「AMG」「Gクラス」という高利益率製品群をひとつにまとめてサブブランド化するとも報じられており、おそらくは今回のIAAにてなんらかのアナウンスがある、とも目されているようですね。

かつ、Gクラスはセレブに非常に人気があると言われ、しかし欧州だとその環境性能問題から購入に二の足を踏む人も少なくはないはずで、そこで「ピュアエレクトリック版のGクラス」を投入するのは非常に理にかなった選択なのかも。

その名称は「EQG」

そしてこの「ピュアエレクトリックGクラス」について、リーク文書によると「EQG」と名付けられると言われ、EQG560とEQG580の二種類が用意される模様。

バッテリーやモーターのスペック、搭載位置については明かされていないものの、（スケートボード型シャシーではなく）現行Gクラスの持つラダーフレームを改良し採用することで「オフローダーとしての性能」を維持することも明らかになっています。

さらには（ガソリンエンジン搭載の）Gクラス同様にフロント/センター/リアにロック可能なデフを持つといい、EQG580では（EQS580のスペックから推測するに）「デュアルモーター、出力523馬力、一回の満充電あたり航続可能距離500km」という性能が与えられることになりそうですね。

なお、メルセデス・ベンツは「EQ」シリーズとしてEQA、EQC、EQSなどを持ちますが、ガソリンエンジンを積む「A」「C」「S」とは全く異なるデザインを持っています。

しかしながらEQGについては、「ラダーフレーム採用」、そしてなによりGクラスのブランド力を活用するという意味において「Gクラスとよく似た」外観が与えられる可能性が高く、しかしEVらしさをアピールし、空力特性を高めるためにも「グリル全閉」などの改良が施されるのではないかと考えています。

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参照：Mbpassion