｜ 富裕層向けのコーチビルド車両はますます大きなビジネスに ｜
メルセデス・ベンツ「純正の」オープンGクラスに比較して”はるかにラグジュアリーに”
さて、ここ最近盛り上がっているのが「富裕層に向けたコーチビルド車両の販売」。
有名どころはアレス・モデナが送り出す「デ・トマソ・パンテーラの再解釈」「シボレー・コルベットベースのコンプリートカー」あたりを思い浮かべますが、そのほかにも多くのショップやビルダーが（レストモッド含め）この市場へと参入しています。
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今回はメルセデス・ベンツGクラスのオープンモデルが登場
そして今回エキゾチックカーディーラーのリファインド・マルケスが発表したのが「メルセデスAMG G63カブリオレ」。
これは同ディーラーが企画した特別モデルですが、その価格は120万ユーロ（現在の為替レートにて約2億円）、限定台数は20台のみ。
なお、「Gクラス（ゲレンデ）のオープン」と聞いてすぐさま思い出すのは「G650ランドーレット」ですが、このほかにもG500 カブリオレ ファイナルエディション200なるモデル（白いほうのオープンモデル）も存在します。
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ただしこれらを除くとGクラスのオープンというのは非常にレアな存在であり、まず目にする機会はないかもしれません。
この「Gクラスのオープン」は5歳の子供の思いつきから誕生した
なお、この「Gクラスのオープン（G63カブリオ）」は当時ブラバスG700のオーナーの5歳の息子が「このクルマは屋根が開かないの？」と尋ねたことから計画がはじまっており、この父親は様々なコネクションを活用してリファインド・マルケスにてこのクルマを実現することになったのだそう。
ただ、このクルマは当初ワンオフとなるはずだったものの、これを見た人々から購入希望が持ち上がったことによって限定にて生産が行われることが決定したというのがここまでの流れです。
なお、このG63カブリオは単に「Gクラスをオープンにしただけ」ではなく、後部ドアを「観音開き」へと変更し、さらには後席足元スペースの拡大、そして「イージーな」ルーフやリアハッチの開閉機構など様々な要素を盛り込んでおり、富裕層が求める「理想のクルマ」となっています。
搭載されるエンジンは（G500 カブリオレ ファイナルエディション200の5.5リッターV8とは異なり）ハイパワーな585馬力の4リッターV8エンジンが選択されており、パフォーマンス面においても「最高レベル」にあると考えて良さそうですね。
現在のところ20台の限定台数のうち17台にオーダーが入っており、残る枠はあと3台。
注文を入れた人々の中には世界的に有名なモデルも名を連ねているといい、彼女はG500 カブリオレ ファイナルエディション200に乗っていたものの、乗降時にドレスの裾が引っかかり破れたという理由でG500 カブリオレ ファイナルエディション200を売り払い、このG63カブリオを発注したのだそう。
画像を見る限りでは外装のみならず内装も素晴らしい出来を持っており、ステアリングホイールのセンターパッドに至るまでが高品質なレザーにて覆われているもよう。
もちろんインテリア、そしてエクステリアはオーナーの好みにあわせて様々な使用へと変更できるものと思われます。
ルーフの開閉方法はG500 カブリオレ ファイナルエディション200とは異なって「（手動でラッチを外したりする必要はなく）フルオート」にて行われますが、このG63カブリオでは（G500 カブリオレ ファイナルエディション200ではできなかった）走行中にルーフを開閉するという動作ができるようになったと説明されており、G500 カブリオレ ファイナルエディション200のオーナーが持つ不満を解消する仕様を持っている、とも考えられます。
実際に車両を改装したのは「F1とスーパーカーの整備士で構成されるドイツのチーム」で、開発にかかったのはおよそ18ヶ月。
高価なクルマではあるものの、そのお金を「払うことができる」人にはけして高い買い物ではないのかもしれませんね。
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参照：CARBUZZ