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なぜポルシェはケイマンをラリーに投入?今度は911/718のオフロードモデルで販売を拡大するのかも

2018/08/17

| ポルシェはオフロードモデルに活路を見出す? |

ポルシェは先日突如として「ケイマンGT4クラブスポーツ・ラリーコンセプト」を発表し、ラリー・ドイツ(Rallye Deutschland)へとスポット参戦することを発表。
ドライバーは二度にわたるル・マンでの優勝経験を持ち、今年のパイクスピークにて史上最速を(フォルクスワーゲンI.D. R.にて)記録したロマン・デュマ選手だと報じられていますが、ポルシェの狙いは「実際の状況においてテストを行うこと」。

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なお、悪路を走るだけならポルシェ単独でもテストを行うことができると思われるものの、それでも競技に参加する理由としては「他の(ラリーに参戦する)クルマとの戦闘力の差を」確かめたいのだと思われ、この結果によってポルシェは「ケイマンのオフロードモデルを投入するかどうか」決めるのだとぼくは考えています。

オンロードの制覇後はオフロードも制覇か

ポルシェは「ル・マン三連覇」にて耐久レースの頂点を制覇したとも言えますが、ル・マンに参戦したレーシングカー「919ハイブリッド」のイメージを活かして今後ハイブリッドモデルを展開する可能性も。

現在のところ911や718(ケイマン/ボクスター)といったスポーツモデルは「ベースグレード、S、GTS、GT+数字」、911ではタルガやカブリオレも展開しており、もはや「飽和」状態。
今後ハイブリッドの追加である程度はバリエーションを拡大できるものの、「これ以上」の利益を今の路線で稼ぎ出すのは難しいと思われ、そこで見出したのが「ラリー」なのかもしれません。※今やポルシェはフォルクスワーゲングループの稼ぎ頭であり、成長ポテンシャルも高いため、販売を伸ばせという強い指令がVWから出ているものと思われる

ポルシェはかつて911や959にてラリーやオフロード競技に参戦して輝かしい成果を挙げており、よってこういった競技とポルシェとは「無関係」ではなく、このイメージを利用して911や718の「オフロードモデル」を発売しようとしている可能性も。

ただし、常にモータースポーツと密接な関係を築いてきたポルシェなので、「競技で勝てないカテゴリ」でのロードカー投入は自社の方針として受け入れがたく、よって「ラリーで勝てるかどうか」を知りたいのだろう、とぼくは予測。

もし勝てる(今回勝てなくとも、そのポテンシャルがある)ようであればポルシェはラリー(WRC)へと本格参戦して勝利を重ね、それを免罪符として911、718の「オフロードモデル」を投入するのかもしれない、と考えているわけですね。

 

 

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