| 新型ポルシェ911のテールランプは妙な光り方をする? |
新型ポルシェ911(992)GT3と見られるプロトタイプがイタリアのモンツァ・サーキットを走行中。
公開したのはユーチューバーNM225氏ですが、同氏によればこの日のモンツァはポルシェによる貸し切りで、新型935ほか数台のニューモデルがテストを行っていた、とのこと。
「モンツァサーキット」はF1イタリアGPが開催されることでも知られますが、「超高速型」サーキットとしても有名で、F1グランプリ中もっとも平均速度、最高速度が高いサーキットでもありますね。
新型911GT3のリアウイングは新形状に
モンツァを速く走るには高速走行向け、つまり低ダウンフォースに振ったセッティングが必要で、そうなるとモノを言うのがメカニカルグリップ。
さらに動画でもわかるようにシケインでは縁石をまたいで「片輪走行」するような場面もあり、サスペンションでは伸び側が非常に重要になってきそう。
今回走行したのは5周だとされており、そこでまず気づくのは「これまでのポルシェにはない」、そして992世代のプロトタイプでも初めて見るリアウイング。
縦に大きなステーが二本、そして翼端にも板があり、これはおそらく直進安定性を向上させるために用いられていると推測でき、つまり新型911GT3は「直線で相当なスピードが出る」ということになりそう。
さらに動画ではそのエンジンサウンドも聴くことができますが、空冷時代の911(とくに993)のような「シャーン!」という機械音が聞かれ、こもったサウンドでもなくタービンの吸気音も聞こえないため、この動画を見る限りだと「新型911は自然吸気(NA)エンジン搭載」だと考えられます。
リアだとけっこう後ろまで突き出たディフューザーが目立つところですが、ぼくが今回の動画で注目したいのは「ストップランプ」。
バー状のランプ中央がまず光り、そこから左右とリアフードに取り付けられた「暫定」っぽいハイマウントストップランプが光っていますが、この「二段階式」発光の意図は不明。
さらに中央の「最初に光る」ランプは「じわっと」光っているように見え、ますます謎を呼ぶわけですね(これは光の加減でそう見せるだけなのかも)。
ポルシェは新型911において、ベーシックモデルの「911カレラ」に装備されるハイマウントストップランプですら執拗に隠そうとしており、とにかく「ストップランプに関する謎」があるのは間違いなさそうです。
それでは動画を見てみよう
こちらが新型ポルシェ911がアグレッシブな走りを見せる動画「Next Gen. Porsche 992 GT3 (RS)? Testing @ Monza! - NEW AERO, WING & NA Engine!」。