| ポルシェは過去にもたくさん奇妙なコンセプトカーを作っている |
レンダリングアーティスト、アデル・ブーラス氏が「もしもポルシェがピックアップトラックを作ったら」というレンダリングを公開。
その名もポルシェ”トレイカン(Traycan)”というもので、もちろん意図的とは思われますが、現在のポルシェに比べると大きくデザインが異なるルックスを持っています。
このクルマについて多くは語られていないものの、エキゾーストパイプらしきものが見えるところから推測するに、タイカンのようなピュアエレクトリックカーではなく、ガソリンエンジン車もしくはハイブリッドということになりそうですね。
なんとなくポルシェっぽいような、そうでないような
フロントを見るに、なんとなくポルシェっぽいような、そうでないようなという印象。
いわゆる「カエル」っぽいフロントフェンダーの峰はほぼ消失し、ヘッドライト内部も「クワッド」ではなく6つのLEDエレメントが光ります。
反面、フロントバンパー内に仕込まれた丸形ランプには4つのLED(クワッドLED)が確認でき、ここはかろうじて現行ポルシェとのつながりが見える部分ですね。
なお、フロントバンパーアンダーにはロックガード風の加飾が設けられ、オフロード風のテイストを醸し出していますね。
サイド、リアも現行ポルシェとは大きく異なり、サイドステップ下部、リアバンパー下部にもやはりロックガード風の「3つの台形型アクセント」が設けられています。
リアフェンダーから後ろは「フローティング構造」となっているところが新しく、当然ながら車体後部は荷台が専有することに。
テールランプもまた現行ポルシェとの共通性はないものの、テールランプ左右をつなぐ部分には「PORSCHE」文字が設けられ、これもちょっとだけ現在のポルシェとの関連性がある部分です。
なお、ポルシェはこれまでにも「まず無いだろう」と言われたSUVやセダンを発売しているので、こういったピックアップトラックについても「絶対にない」とは言えず、過去には「928のワゴン」や「911のオフローダー」「カイエンのオープン」をコンセプトカーとして製作したこともあり、今後の事情によっては「トラック」の登場も考えられるのかもしれません。
ちなみにこちらはポルシェ公式コンセプトカー、カイエン・カブリオ。
こちらはトラックではないものの、今回のトレイカンにちょっと似ている、ポルシェ984。
911オフローダー、「ポルシェ・パナメリカーナ」。
こちらは928ワゴン。
それでもポルシェは過去に「ピックアップトラック」をコンセプトモデルであっても作ったことはなく、しかしポルシェは過去に中国市場向けに1.1リッターエンジン搭載、FFレイアウトのコンセプトカー「ポルシェC88」を作ったことも。
このクルマに比べると、まだピックアップトラックのほうが現実味がありそうですね。
VIA:ADEL BOURAS