| ここまで燃えるとおそらくレストアは困難 |
さて、クラシックポルシェをフルレストアし、珠玉のクルマを作り上げることで知られるジンガー・ビークルデザイン。
これまでには130台ものカスタムカーを送り出し、さらには3年とも4年とも言われるウエイティングリストを持っていると報じられていますね。
そして今回はそのジンガー・ビークルデザインによって製作されたポルシェ911が米自動車販売サイト、Copart(コパート)に登場していますが、見ての通り完全に延焼してしまった車体です。
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いったいなぜこんなことに
なお、このコパートは事故車専門の販売もしくはオークション業者。
アメリカほかドバイにも支社があり、これまでにもドバイならではのレアなスーパーカーたち(ただし不動車)が売られていることも報じられています。
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そしてこの燃えてしまった車体を見るとまさに全焼。
全体がまんべんなく焼けているところを見ると、リアのエンジンやフロントの燃料タンク周辺から発火したわけではないということもわかります。
自宅の火災にてクルマも燃える
そこで米カーメディア、Road and Trackがジンガーに連絡を取り、このポルシェに何があったのかを尋ねたところ、帰ってきた返答は「オーナーの自宅の火災にて、ガレージに収めていたクルマ数台が燃え、その中にあったジンガーポルシェも燃えてしまった」。
ちょっと興味深いのはリアフェンダーやリアフードあたりにカーボンファイバーと思われるシートがペロンと出ていることで、その部分はカーボン製であったということがわかりますね。
画像を見るに、インテリアもすべて焼失してしまい、シートもダッシュボードもメーターも燃えており、文字通り使えるパーツは何も残っていない状態。
ステアリングホイールが焼け落ち、それを固定していたボルトのみが残っているのがなんとも哀愁をそそります。
ここまで焼けてしまうとレストアも難しく、新たにジンガーへとポルシェを発注するにしても、ベースとなる別の(焼けていない)911を探してきた方がコスト的にも、制作にかかる時間的にもずっといいのかもしれません。
新車時の価値はおよそ6600万円だと言われるものの、現在の価値は「ほぼゼロ」だと思われます。
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参照: Copart.com, Road and Track