| 現在、ジンガー製ポルシェ911の納車待ちは「13~14年」と言われる |
さて、空冷世代のポルシェ911のレストモッド(レストア+カスタム)を生業とするジンガー・ビークル・デザイン。
現在は30を超える国のオーナーに愛されているとのことですが、今回紹介するのは「ジャパン・コミッション」と題された一台で、おそらくは日本向けに出荷される個体だと思われます。
ボディカラーはミッドナイトブルー
まず、この美しい個体のボディカラーは「ミッドナイトブルー」。
ボディパネルはカーボンファイバーにて構成されています。
サイドストライプ、PORSCHE文字はゴースト仕様。
センターストライプもゴースト仕様となり、ボディパネルがグロス仕上げなのに対し、ストライプはマット仕上げ。
なお、バンパレットはマットシルバーのニッケル製。
エンジンフードのルーバー、そして「4.0」文字もバンパレット同様のフィニッシュを持つニッケル製です。
ルーバー内側には、ジンガー特有の「ホールが穿たれた」透明のパネル(アクリルもしくはガラス)が見えますね。
例によって芸術的な仕上げを持つエンジンルーム。
「内張り」にはダイヤモンドステッチが入ったレザーが張られ、各パーツは(ヒンジ含めて)入念に仕上げられることに。
エンジンそのものは4リッター空冷フラットシックスが積まれます。
ホイールはフックスデザイン、カラーはマットグレーにマットブラック。
ブレーキキャリパーは「Laverda Blue」と紹介されており、ブルーがかったシルバーのような色味です。
ジンガー・ビークル・デザイン「ジャパン・コミッション」のインテリアはこうなっている
こちらはジンガー「ジャパン・コミッション」のインテリア。
”ガーネット”カラーのレザーそして”Haargarn”カラーのカーペットが使用され、ルーフライナーはベージュ。
シート形状は「バケット」です(カーボンファイバー製シェルを採用)。
シートのスライドを行なうレバーにもレザー巻き!
シートのセンター部分はおなじみの編み込みレザー、アイレットはクローム。
リアシートは他のジンガー製ポルシェ911に比較すると「快適な」仕様を持っていますが、左側のシートはキッズ仕様(子供の頃からこういったクルマに乗れるとは羨ましい)。
フロントのバケットシートとの対比がなんともユニークです。
トランスミッションはほかのジンガー製911の例に倣って6速マニュアル。
ステアリングホイールはシボ感のあるブラックレザーにホワイトステッチが用いられ、スポークはブラック、センターのホーンボタンはブラックのレザー貼り。
5連メーターのうち、レブカウンターのみが内装色に合わせた深いレッド(ブラッドレッド)。
クリーム色の文字が上品なイメージですね。
なお、エアコン完備、カーナビゲーション、サブウーファーつきオーディオも備える、とのこと。
ドアオープナーもガーネットレッドのレザー製。
ジンガーの手がける車両については、どこをどうアップにして写しても「仕上げの粗」が見えないところがスゴい、と思います。
フロントトランク内もガーネットレーザーにアラバスターステッチ。
品格あふれる仕上げはさすがジンガー、といったところですね。
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