新型ポルシェ911GT3 RSがただ加速するだけの53秒動画！しかしそのサウンドとタコメーターの動きはボクらに至福のひとときを与えてくれる【動画】

｜　ポルシェ911GT3 RSに備わるローンチコントロールは非常に優秀な制御を行うようだ　｜

そして電光石火のシフトアップも見逃せない

さて、ポルシェはGT系フラッグシップとして911GT3 RSを発売していますが、現在納車が順調に進んでおり、今回はその911GT3 RSがローンチコントロールを使用して加速する動画が公開に。

動画の内容としては単に加速するだけのものですが、まだほとんどこういった動画が公開されていない新型911GT3 RSとしては非常に貴重でもあり、なによりそのサウンドは至福のひとときを約束してくれます。

ポルシェ911GT3 RSは現在もっともスパルタンなクルマのひとつ

そしてこのポルシェ911GT3 RSについて、ライバルはもちろんポルシェ911のラインアップのほとんどがターボ化された中でも自然吸気を貫く4リッター・フラットシックス（525馬力）を搭載し、さらにはモータースポーツ由来の機能・構造が多々与えられる他、モータースポーツでは使用が許可されないアクティブエアロも装備しています。

さらには（おそらく）軽量化のためにモーターが不要な（991世代へと先祖返りした）アイロン型ドアハンドルを採用するなど徹底した仕様を持っており、「サーキットを速く走ること以外は考えてない」クルマでもありますね。

なお、ポルシェは911ターボ系、そして911GT3系という2つのフラッグシップを持ちますが、911ターボ系は爆発的パワーと4WDによる加速や最高速を誇り、一方で911GT3系は極度の軽量化と硬められた足回りによる高次元のコーナリングフォースを求めているという違いがあり、よって今回の「直線加速」は911GT3RSにとってはやや不得手な部類なのかもしれません（公称値だと0−100km/h加速は3.2秒）。

ポルシェ911GT3 RSのローンチコントロールは非常に優秀

そこで動画では、ポルシェ911GT3 RSがローンチコントロールを使用してフル加速を行う様子が収められており、加速する姿、そしてタコメーターの動き両方が記録されています。

もちろん加速する姿とともに強烈なサウンドが収録され、そして「まったく」ホイールスピンを起こしていないことからも非常に優秀なローンチコントロール（というかトラクションコントロール）を持つことがわかりますが、タコメーターを見るときっちり8,800回転（レッドゾーンは9,000回転）でシフトアップしていて、さらにはその変速にかかるスピードの短さも特筆モノ。

ポルシェは911GT3にはマニュアル・トランスミッションを用意しているものの911GT3 RSにはMTの設定がなく（PDKのみ）、実際にMTだとこの加速を実現することは不可能だと思われ、この観点からも、ポルシェはGT3RSについて「速く走る以外の要素を切り捨てている」ことがわかりますね。

ポルシェ911GT3 RSが思いっきり加速するだけの動画はこちら

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参照：Motorsport Magazine