え？ポルシェ・カレラGT「RS」？このレンダリングが実現していたらとんでもないことになっていただろうな

｜　ポルシェ カレラGTはただでさえとんでもなくスパルタンなクルマではあるが　｜

細部に至るまで「RS」の文法が再現された面白いレンダリングに

いつも「え？こんなクルマあったの？」というような、ともすると実在したと信じてしまいそうなリアリティを持つレンダリングを作成するアビメレック・デザイン。

今回はポルシェ・カレラGT「RS」なるレンダリングを作成していますが、これまた本当に存在していてもおかしくはないほどのクオリティを持っており、ぼくとしては各種喝采を贈りたいほどの作品に仕上がっています。

ポルシェ「カレラGT RS」はこんなクルマ

そこでこのカレラGT RSを見てみると、991世代のGT3 RS「ヴァイザッハパッケージ」を連想させるカーボンファイバー製フロントフード（の塗り分け）にフロントフェンダー上のルーバー、そしてフロントバンパーサイドやフロントフェンダー後端も「RS風」。

なおホイールはケイマンGT4RSのオフィシャルフォトに用いられていたもののような（しかしちょっと明るい）ブルー。

サイドエアインテークにはカーボンファイバー製のガイドが付与され、そしてリアフェンダーは大きく張り出しており、リアバンパーやディフューザーもやはり「RS風」。

テールパイプもセンターに移動してちょっと太くなり、これもRSの文法通り。

テールランプもポルシェのハイパフォーマンスモデルに採用される「ダーク仕上げ」、そしてサイドにはRSグラフィックが入ります。

そして圧巻は992世代の911GT3RS風のスワンネック型「アクティブリアウイング」。

なお、一番上の画像を見ると911（992）GT3 RSのステアリングホイールとシートが移植されていることもわかり、相当にマニアックな、そして手の混んだ作品であることがわかります。

アビメレックデザインは「本物の」マニアである

今回のカレラGT RSのレンダリング、そしてこれまでの作品を見てもわかるとおり、アビメレックデザインの作品はいずれもその本質をしっかり捉えたもので、アクセス稼ぎのための表層的なものではないことがわかりますが、いずれの作品を見ても「本当にクルマが好きなんだなあ」ということがわかります。

実際のところ、アビメレックデザインはいずれの作品も楽しみながら製作しているといい、このカレラGT RSはとくに作っていて楽しかったのだそう。

ちなみにですが、カレラGTは「レーシングカーを公道用に転用して発売した」クルマであり、その意味では「公道走行用のクルマをサーキット走行メインのクルマに仕立て上げた」RS”以上”といえるスーパーカー。

その意味では「カレラGTにRS仕様」というのは本来だとそぐわないのかもしれませんが、アビメレックデザインのいうとおり「考えるだけで楽しい」ことは間違いなく、こういった夢想はいつもぼくらを楽しませ、そして自由にしてくれる、とも考えています。

合わせて読みたい、もしも系レンダリング関連投稿

参照：Abimelec Design