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ホンダが中国にて「新型EVコンセプト」を公開、そのうち2台の「e:NS2」「e:NP2」を2024年に発売すると発表。新車販売の100%EV化を5年前倒しで進めることに

ホンダが中国にて「新型EVコンセプト」を公開、そのうち2台の「e:NS2」「e:NP2」を2024年に発売すると発表。新車販売の100%EV化を5年前倒しで進めることに

| ホンダは現在、日本、中国、北米ともそれぞれ異なるパートナーとともにEVの開発・販売計画を立てている |

とくに主戦場となる中国では現地パートナーに開発を大きく依存しているとも伝えられるが

さて、上海モーターショーが開幕し、「EV一色」だとして話題になっていますが、トヨタは現地のパートナー(BYDとGAC)と協力して開発を進める「bZ Sport Crossover Concept(スポーツクロスオーバーコンセプト)」「bZ FlexSpace Concept(フレックススペースコンセプト)」を発表しており、そして今回はホンダが「e:NP2 Prototypeとe:NS2 Prototype」と命名された2台の新しいコンセプトカーを公開しています。

なお、上の画像では4台のクルマが写っていて、これは順に「e:N SUV 序、e:NS2 Prototype、e:NP2 Prototype 、e:N GT Concept」。

この「序」はプロローグを意味しており、ホンダe:Nシリーズの次世代モデルを予告するものではありますが、注意すべきは米国向けのホンダ・プロローグ(Honda Prologue)とはまったく異なるクルマである、ということです。

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ホンダ「e:NP2 Prototypeとe:NS2 Prototype」はこんなクルマ

そこでこのe:NP2 Prototypeとe:NS2 Prototypeにつき、これらは実際に2024年はじめに発売を予定しているといい、「2035年までにEVの販売比率100%」というホンダの新しい目標に向かって走り始める先駆者ということになります。

なお、ホンダは少し前までに「グローバル販売において、2040年までにEV販売比率を100%にする」と述べていたので、つまりこの計画は5年前倒しされて進められるわけですね。

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これらe:NP2 Prototypeとe:NS2 Prototypeに関し、興味深いのは「両方ともクーペスタイルのセダン」というボディ形状を持つこと(下の画像はe:NP2 Prototype)で、やや最低地上高が高いようにも見えますが、こういったクロスオーバー風、かつクーペスタイルを持つセダンは中国で非常に人気があるといい、実際にホンダは同様のスタイルを持つ「アヴァンシア」を現地にて販売中です。

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ただ、ボディ形状はよく似ていても両者のフロントマスクは大きく異なり、この2台はホンダの中国におけるパートナー2社によって棲み分けを行うために「同じ車体を使用しつつも見た目を調整した」兄弟車だと考えられ(アルファードとヴェルファイアのようなもの)、しかし詳細については明かされないまま。※下の画像はe:NS2 Prototype

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ホンダはこれらについて「SUVの優れた実用性とセダンの洗練されたフォルムを組み合わせたデザイン」を併せ持つと表現しており、e:NP2 Prototypeは”より洗練された人物像”、e:NS2 Prototypeについては”ダイナミックでエモーショナルなデザインで、初めて見た人を興奮させる”と説明しています。

さらにはe:Nシリーズ共通のコンセプトとして「動」「智」「美」を掲げ、それぞれ下記のように説明しています。

・動…Hondaが培ってきたダイナミクス技術で人とクルマが一体になったような独自のドライビングプレジャーを提供

・智…クリーンですっきりとしつつ心地よいラウンド感をもたせた造形とHonda CONNECT 4.0などの先進装備で知的な室内空間を提供

・美…SUVのようなユーティリティーの高さとセダンのような流麗なフォルムを両立したデザイン

Honda

e:N SUV Prologue conceptはこんなクルマ

そしてこちらは「市販化には言及されていない」ものの、今回はじめて公開された「e:N SUV Prologue(序)concept」。

こちらは上の2台に比較すると「より高級な」セグメントに位置し、文字通りSUVスタイルのデザインを持つクルマです(これがe:Nシリーズのフラッグシップとなるようだ)。

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このモデルには、ホンダの最新の運転支援機能や安全機能、そしてAIを活用したHonda Connectテクノロジーが搭載されるとアナウンスされていますが、e:NP2 Prototypeとe:NS2 Prototype含めてEVとしての性能などについては全く触れられておらず、かつドアミラーや「カメラ」を見る限りでは市販に向けてデザインの調整が行われることになるはずで、これらはまだまだ(文字通りの)コンセプトカーの域を出ないと考えて良いのかも。

そしてこれらは(おそらく中国で現地パートナーとともに開発されているため)中国専売車だと思われ、それにしては中国で好まれる「丸くなめらかで流線型」といった特徴を備えておらず、しかしもちろんこれもホンダの意図した戦略を反映したものなのでしょうね。

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参照:Honda

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