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996世代のポルシェ911GT2がクラッシュされ放置。
911GT2は「911ターボ」と「911GT3」とをかけ合わせたような車で、911ターボを超える出力を持つターボエンジンを持ち、しかし駆動方式は911ターボのように「4WD」ではなく、GT3同様に「後輪駆動」となっています。
要はあまりあるターボパワーを後輪のみで受け止める危険極まりない車と言えますが、やはり事故、それも重大事故が多く、ついたあだ名が「ウイドゥメーカー(未亡人製造機)」。
その名の通り死亡事故が多発したことが容易に想像でき、今回の個体も大きなダメージを受けていて、かなりなインパクトを受けたことがわかりますね。
なお996世代のGT2の生産台数はわずか1287台で、これはカレラGTの1270台とほぼ同じ数字。
アメリカの中古市場においてはカレラGTが604台販売されているのに対しGT2は303台のみと少なく、これらは他の国に流れたのか、事故で廃車になってしまった車が多いのかも不明(それだけ多くの人がまだGT2保有しているとは考えにくい。GT2を購入する人は速い車が欲しいのだと思われ、すでに他の車に乗り換えている可能性が高く、かつカレラGTのようにコレクションするとは思われない)。
関連投稿:ポルシェ911GT2が時速332キロで走行中に後輪がバースト→的確な対応で事なきを得る動画
ポルシェ911(997)GT2が時速332キロでアウトバーンを走行中、リアタイヤがバーストする動画。
走行中は先行車が次々を道を開けるほどの猛スピードですが、その速度で暗い中を走行しているのは驚きです。
なお画像ではかなり安定しており振動もほぼ感じられませんが、突如として異音が発生して車体が大きく振動。
幸いにも事故に至っておらず、この速度からのバーストで無地ことは相当にドライバーのスキルが高いと思われ、特に「かなりコントロールが難しい」とされるポルシェ911GT2ですので、なおのこと感心させられます。
バースト後もパニックになることなく徐々に速度を落としており、急ブレーキを踏まないなどお手本のような対処と言えますね。