これに気づいたヤツは凄いな
先日ゴルフ8のプロトタイプが目撃されましたが、そのプロトタイプに取り付けられている「VW」エンブレムがこれまでとは異なる、と話題に。
具体的には「V」とその下の「W」との隙間が大きく、かつその周囲の円と「W」の下側が接触していない、というのがその変更点。
そんなこと言われても元のロゴなんか覚えてねえよということになり、そこでこちらが現在のロゴ。
今の時点でも「V」「W」との隙間があるものの、これが大きくなることがひとつ、そして新しいロゴでは「W」の下側とサークルとが接していない、というのが上で述べた相違点となります。
フォルクスワーゲンはロゴ変更を示唆していた
なお、フォルクスワーゲンは2018年に「ロゴを変更する」とすでにアナウンスを行っており、そしてロゴ変更の第一弾が、モデルチェンジを受ける「ゴルフ8」になるのかもしれません。
変更される新ロゴについては発表されていない状態ですが、現行の「3D」から2Dとなり、もっと見やすくなるということが語られています。
なお、2Dになる理由としては「スマホなど小さな画面で見やすくするため」だとされ、時代に即した対応だと言えそうですね。
なお、面白いのは「2000年あたりを境に」多くのメーカーがロゴを「3D」にしたこと。
BMWはやフォード、ミニ、ボルボ、シトロエン、プジョーなどのロゴが立体となり、メタル調の輝きや陰影がつけられていますが、ここ数年は逆に「シンプルに」戻るメーカーが増えており、たとえばミニは先陣を切ったメーカーの一つ。
下はMINIの新ロゴですが、なんで今の時代にこんなスカスカのロゴにするんだろうなと考えていたものの、やはり「小さな液晶画面でも判別できるから」ということなのでしょうね。
そして昨年末にはアウディも「新ロゴ」をパテント登録。
こちらも現在のロゴに比べると極端にシンプルで、やはり「スマホ対応」なのかもしれません。
なお、こういったロゴ変更を行うと、ウエブサイトや印刷物などの変更を行わなくてはならず、相当にコストがかかることになりますが、一番迷惑を被るのはディーラーかも。
メーカー側が勝手にロゴを変更するのに合わせて看板や名刺、その他モロモロを変えなくてはならず、そしてその費用は基本的に「ディーラー持ち」。
ディーラーは、ショールームの位置やつくり、設備などについても厳しく(CIによる)制限を受けることになり、相当な出費が必要になるわけですが、こういった変更があるたび、「けっこうツラそうだな・・・」と思ったりします。
参考までに、下の動画はフォルクスワーゲンのエンブレムの変遷。
もちろん今回の新しいロゴは動画に含まれていませんが、フォルクスワーゲンがロゴを変更する「もうひとつの」理由は、ディーゼル不正事件によって失墜したブランドイメージを一新させるためだと言われていますね。