| ただしこれは”意図的”もしくは”漏れてもいい”デザイン案だと思われる |
フォルクスワーゲンは2021年あたりにティグアンのフェイスリフト(マイナーチェンジ)を予定していますが、その新型ティグアンの画像が思わぬところから漏れることに。
そして漏れたのはなんと他ならぬフォルクスワーゲングループの会長、ハーバート・ディエス氏のリンクトイン(Kinkedin)アカウントにアップされた画像から。
同氏はコロナウイルスの影響にて、多くの社員が自宅にて勤務を行っているということについて触れ、同氏のリモートワークの様子を紹介するとともに、自宅にいながら「どのようにしてデザインの承認を行うか」を解説したもの。
そして同氏の自宅壁面に取り付けられたモニターにて映し出されているのが「新型ティグアン」だと見られています。
ただ、今回の流出は「うっかり」ではなく、というのも同氏は実際に「非常に納得性の高いデザインだ」「我々の現在におけるベストセラーモデルの魅力的な後継モデル」と語っていて、新型ティグアンということをほぼ明確に示しているわけですね。
フェイスリフト(マイナーチェンジ)版となる新型ティグアンの登場はおそらく2021年だと見られ、フルモデルチェンジ版は2024年以降になるという見方が大勢を占めていますが、現時点でフェイスリフトにせよ、フルモデルチェンジにせよ、その姿を公にするというのは非常に考えにくく、よって今回の流出は「数あるデザイン案のうちのひとつ」なのかもしれません。
そして、このデザイン案は現行ティグアンと大きくかけ離れていること、そしてすでにフェイスリフト版ティグアンのデザインは決定しているであろうことから推測するに、「フルモデルチェンジ版ティグアンのデザイン案」だと捉えるのが妥当だと思われます(トヨタのSUVにエアロパーツを取り付けたような雰囲気)。
フェイスリフト版ティグアンは現在鋭意テスト中
そしてフェイスリフト版となるティグアンは現在幾度となくプロトタイプが目撃されており、集中的なテストを行っているであろうことがわかります。
直近で目撃されたティグアンの試作車はプラグインハイブリッドモデルである「GTE」だと見られ、おそらくは新型ゴルフGTEに搭載されるのと同様のハイブリッドシステムを搭載することになりそうですね。
見たところフロントバンパー内のデザインが変更されていますが、ロワーグリルが左右に大きく拡大され、その中に「ハの字」状のブレードが格納されるという意匠が与えられる模様。
なお、下の方から上に向けて「包みこむ」ようにラウンドするデザインはフォルクスワーゲン「最新」の特徴でもあり、ゴルフ8にも採用されています。
VIA:LinkedIn, Motor1