| そのボディサイズはハマーH2よりも大きいらしい |
さて、世の中には様々なカスタムカーが存在しますが、今回紹介するのは「他に例を見ない」カスタム。
このカスタムカー、その名を「ヒュージバグ(巨大な虫、”バグ”はビートルの愛称)」といい、その名称のとおり巨大なフォルクスワーゲン・ビートルです。
製作にあたっては1959年製ビートルを3Dスキャンにかけ、それを40%スケールアップ(つまり拡大コピー)したということですが、当初の予定では「50%拡大」だったものの、それでは法規に触れて公道走行ができないということから「40%」へと変更されたようですね。
単独で見ると普通のビートル
そしてこのヒュージバグ、「正確に拡大コピー」しただけあって、単体で見るとまさに普通のビートル。
そのプロポーションにも破綻はないようです。
2台並ぶとユーモラス
しかしながらオリジナルのビートルと並べるとこのサイズ差。
ヘッドライトやバンパー、ドアハンドル等も正確に拡大コピーされています。
ホイールキャップも「当時風」。
リアもこのとおり。
よく妥協せずにここまで作ったな、という感じ。
ただし拡大コピーされたのは内外装の「見える」部分のみで、プラットフォームにはダッジ製のトラックを流用している、とのこと。
エンジンはダッジ・マグナムに搭載されていた5.7リッターV8で、これらに「140%になったビートル」の内外装を組み付けていった、ということになります。
ステアリングホイールやメーターも「40%増し」。
なお、法規の問題なのか技術的問題なのか、実際のデータが表示されるメーターはダッシュボード下に取り付けられています(ダッジ・マグナムからの流用)。
そして動画では大小2台のビートルが並んで走っていますが、その様子がなんともユーモラス。
実際には相当なインパクトがあるようで、このヒュージバグに乗って街を走っていると、ほとんどの人が「二度見」することになり、中には追いかけてきて並び、まじまじと見るドライバーも存在する、とのこと。
非常に高い技術力を持っているのは間違いなさそうで、その「次回作」にも期待してしまいます。