| たとえ高価であっても、TZ4を現代にて発売して欲しいものだ |
さて、ランボルギーニやジェネシスにて活躍したカーデザイナー、Samir Sadikhov氏が「アルファロメオ TZ4」のレンダリングを公開。
その名から、そしてそのスタイルからもわかるとおり、あの「TZシリーズ」の最新作という位置づけです。
なお、アルフォロメオ「TZ」シリーズは1963年にジュリアをベースとして誕生しており、これを手掛けたのは、かのザガート。
「TZ」とは「Tubolare Zagato(チュボラーレ・ザガート)」を表しており、そのまま訳すと「チューブラーフレームを持つザガート」となります。
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TZシリーズ最大の特徴は「コーダトロンカ」
そしてTZシリーズ最大の特徴と言えば、リアをスパッと切り落とした「コーダトロンカ(断ち切られた尾)」と呼ばれるデザイン。
これは1962年の「アルファロメオ・ジュリエッタ SZ2 コーダトロンカ・ザガート」にも見られる形状で、短いボディにもかかわらず、優れた空力性能、それによる高い直進安定性を獲得することを目的に、ザガートのデザイナーであったエルコーレ・スパーダが考案したと言われます。
こちらは1963年の「ジュリアTZ」。
なお、2011年にはダッジ・ヴァイパーをベースとした(当時アルファロメオ擁するFCAとクライスラーは提携関係にあった)「TZ3ストラダーレ」なるクルマも製造・販売されていますね。
アルファロメオTZ4はこうなっている
そしてアルファロメオTZ3に続く「最新TZシリーズ」として考案されたのが今回のTZ4。
ちなみに手前は1965年の「TZ2」です。
こうやって見ると、高い共通性を持つことがわかります。
フロントはかなり低く抑えられ、アルファロメオ特有の盾形グリルには独自のアレンジが施され、グリルはザガートの「Z」をあしらったデザインに。
リアエンドは当然ながらコーダトロンカ。
テールランプは「インフィニティ」仕様です。
フロント~サイド~リアアンダー、そしてテールエンドを見るに、かなり高い空力性能を持っていそう。
ルーフからリアウインドウにかけては、ザガート特有の「ダブルバブル」。
ヘッドライトはLED、そして上部にはカバー付き。
現在アルファロメオはSUVに注力しており、「スポーツ」路線は同じグループ内のマセラティに任せているように見えるため、実際に「SZ」が蘇ることは無いかもしれず、しかしSZ3ストラダーレ同様、高価な限定モデルであったとしても「復活させて欲しい」と考える人は少なくはなさそうですね。
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