| スピードスターは一つの流行 |
さて、アルファロメオは昨年末に新しい(今後の)製品ラインアップを発表し、それによると残念ながら8CそしてGTVはキャンセル。
逆に力を入れると見られるのがSUVで、コンパクトSUV(おそらくトナーレ)、そしてエレクトリックSUVが別途登場し、そのほかはジュリア/ステルヴィオのフェイスリフトが行われる、と言われます。
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つまりアルファロメオからは当面スポーツカーが登場しないということになりますが、逆に同じFCA傘下に属するマセラティからはフルモデルチェンジ版となるレヴァンテ、さらには新型SUV、それに加えてフルモデルチェンジされるグラントゥーリズモ/グランカブリオ、新型スポーツカー(MC20?)が登場することに。
つまりグループ内にてアルファロメオはサルーンとSUV色を強め、マセラティはスポーツ色を強めるということにもなりそうですね(F1に参戦しているのはアルファロメオですが)。
しかしデザイナーは諦めていなかった
ただしアルファロメオというと過去のモータースポーツにおいて華々しい成績を残した栄光のブランドであり、数々の名車を送り出した自動車メーカー。
そして今回、デザイナーであるUgur Sahin氏が「もしアルファロメオがスピードスター(イタリア流に言えばバルケッタ)を作ったら」というレンダリングを作成しており、その出来栄えがなんとも秀逸。
コクピットは左右で分割され、フロントウインドウの代わりに小さなスクリーンが設けられたのみという仕様です。
この「スピードスター」は現在一つの流行でもあり、最近だとフェラーリ・モンツァSP1/SP2、マクラーレン・エルヴァ、ポルシェ911スピードスター等が発売済み。
アルファロメオの歴史を鑑みるに、「発売されてもおかしくはない」クルマだとは思います。
フロントはアルファロメオ特有の盾型グリルを持ち、そこからV字型にラインが拡大していますが、ボディ形状から察するに、フロントエンジンレイアウトを持つと考えられます。
ホイールは伝統の「フォーンダイヤル」を採用していますね。
リアセクションにはスピードスターカバーが装着され、テールランプは「バー状」。
テールパイプは左右二本出し、そして縦型の配置を持ちますが、これはフロントバンパー内のエアインテーク形状(縦長の四角)とシンクロしているようですね。
スクリーンは非常に小さく、よってヘルメット着用は「必須」。
なお、ドライバーと車体とのバランスを見ると、けっこう大きなクルマであるように見えます。
スピードスターカバーはカーボン製。
ヘッドライト内部には三つの発光エレメントがあり、これはトナーレ・コンセプトにも用いられる最新のモチーフ。
ホイールはセンターロック、そしてブレーキシステムはカーボンセラミック製が採用されているようですね。
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VIA:ugur_sahin_design