| ただし三菱は「ハイブリッド」を活用したい意向のようだ |
さて、三菱が同社の決算発表会にて、ラリーアート(RALLIART)の復活をこっそりと発表。
ラリーアートは三菱の子会社として1984年に設立され、その後は三菱のワークスチームとしてモータースポーツに参戦する一方、各種パーツの販売も行っていたものの、業績悪化によって2010年3月に活動を終了させていたわけですね。
ラリーアートからはモータースポーツに参戦、そしてパーツの販売も
なお、今回の発表においては三菱トライトンにラリーアート製パーツを装着した画像を公開しており、これを見るとレッドのマッドフラップやブラックにレッドのアクセントが入るドアミラー、サイドデカール、さらにスキッドプレートやレッドのアクセントが入るフロントバンパーが装着済み。
これらが示すように、三菱は決算発表会にてラリーアートブランドのパーツやアクセサリーを発売することを認めたものの、現時点でその詳細は明かされず。
しかし三菱の最高経営責任者、加藤隆生氏がモータースポーツへの再参入について触れており、「三菱らしさを体験したいお客様のために、モデルラインアップに合わせたカスタムメイドのアクセサリーを発売するとともに、世界中のモータースポーツイベントに再参入する」と明言しています。
三菱はいったいどのモータースポーツカテゴリに参入?
なお、現時点ではどのような形でモータースポーツに関わってゆくのかはアナウンスされておらず、しかしプラグインハイブリッドパワートレインへの取り組みを強調し、かつて増岡浩とパスカル・マイモンがレースに参戦した三菱アウトランダーPHEVの写真を提示したとされ、よって「ハイブリッド」が導入されるカテゴリに参入する可能性が高そうですね。
三菱はその(日産傘下での)再建プランにおいて、技術分野では「ハイブリッド」、そして地域だと「アジア・オセアニア」を担当するとアナウンスされており、やはりその強みを活かし、担当地域にてプレゼンスを強めることができるような競技カテゴリに参戦するのかもしれません。
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