| モントリオール”らしさ”を感じさせる要素をしっかり押さえているようだ |
さて、最近にわかに注目の集まるアルファロメオ・モントリオール。
オリジナルのアルファロメオ・モントリオールは1970年から1977年に発売されていたスポーツカーで、2.6リッターV8エンジン(フラットプレーンクランク!)を搭載して230馬力を発生するという、当時としてはなかなかにパワフルなスペックを持っています。※トータルで3,925台が製造されたと言われている
デザイナーはミウラやカウンタックのデザインでも知られる(当時ベルトーネに在籍していた)マルチェロ・ガンディーニで、当時はポルシェ911、ジャガーE-Typeのライバルとして人気を博したようですね。
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ネーミングは「モントリオール万博」から
ちなみに「モントリオール」という名は、この前身となるコンセプトカーがモントリオール万博で発表されたからであり、市販モデルのモントリオールは1970年のジュネーブ・モーターショーにて発表されています。
Cピラーのスリットを見ると「ミドシップ」のように思えるものの、このモントリオールは「フロントエンジン」。
ボンネットの高さがかなり低く抑えられているところも「ミドシップだと勘違いさせる」ところなのでしょうね。
なお、ボディサイズは全長4,220ミリ、全幅1,675ミリ、全高1,205ミリ、重量は1,295キロ。
もしも「新型モントリオール」が登場したら
このモントリオールは今見てもなかなかに魅力的なクルマですが、そこでCGデザイナーのPedro Ruperto Mallosto氏が考えたのが「現代版モントリオール」。
販売終了から43年の時を経て復活したらこうなるだろうという「もしも」設定のレンダリングですが、こちらもスタイリッシュな一台に仕上がっています。
ヘッドライト上のスリット、フロントからリアに繋がる一直線のモール、Cピラーの特徴的なスリット、Jカーブを描くサイドウインドウ(これはランボルギーニ・ミウラと共通性がある)もしっかりと再現され、「どこからどう見てもモントリオール」。※欲を言えば、ボンネット上のNACAダクトを再現して欲しかった
ドアミラーは「カメラ」、そしてテールランプは立体的なLEDが用いられていますね。
この「新型モントリオール」はアルファロメオの開催したデザインチャレンジに応募するために作成されたもので、コンテストでは2位を獲得した、とのこと。
ほかにはこんなレンダリングも
そしてPedro Ruperto Mallosto氏はほかにもいくつかレンダリングを公開しており、こちらは「現代版」ランボルギーニ・ミウラ。
後方確認用のミラーはやはり「カメラ」に置き換えられていますね。
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こちらは現行シボレー・コルベットのさらに次世代、C9コルベット。
面白いことに、C8世代にてミドシップにスイッチしたコルベットがまた「フロントエンジンに」戻るという設定です。