超過激限定モデル、アルファロメオ・ジュリアGTA/GTAmがついに完売！発表からは18ヶ月、日本からも「かなりの数」の受注があった模様

｜　これだけ特別感の強いモデルであれば、もっと早く完売しても良さそうではあるが　｜

しかし今後、その価値を上げるクルマのうちの一台なのは間違いない

さて、アルファロメオが2020年3月に限定販売を開始した「ジュリアGTA/ジュリアGTAm」の限定台数500台がついに完売した、とのこと。

これはアルファロメオから正式に発表がなされたもので、登場から18ヶ月を経てようやく完売したということになり、「ここまでにけっこう時間がかかったな」という印象です（ぼくは発表と同時に完売するんじゃないかと考えていた）。※エンジンパワーがジュリア・クアドリフォリオに比較して+30馬力にとどまったことでガッカリした人も多いと聞く

参考までに、「完売までに時間がかかった」理由のひとつに「北米市場では販売されていない」ということが挙げられると思いますが、もともとアルファロメオは北米市場に強くはなく、たとえ北米で販売されていたとしても、完売までの期間はそう大きく変わらなかったのかもしれません。

なお、この500台という数字は、1965年に発売された「元祖ジュリアGTA」がホモロゲーションを取得する際に要求された台数にちなんでいるのだそう。

日本でも「かなり」の数が販売

アルファロメオは地域別の詳細については述べなかったものの、欧州はもちろん中国、日本、オーストラリアでも「かなり」の数が販売されたとコメントしていますが、別の報道だとオーストラリア向けとして販売されるのは「18台」とのことなので、日本向けも同じくらいの数なのかもしれません。

ちなみにアルファロメオは「中国ではさほど人気がない」ブランドではあるものの、それでも中国では（アルファロメオいわく）かなりの数が売れたというのがちょっと驚きです。

完売に時間がかかったが、価値のあるクルマであることには間違いがない

なお、想像に比べると完売のペースが「スロー」であったものの、このジュリアGTA/ジュリアGTAmの価値が高いことにかわりはないと考えていて、というのも「限定」ということのほか、この車両は「アルファロメオ110周年の年に、伝説のGTAバッジを復活させたモデル」でもあるため。

そしてジュリアGTA/ジュリアGTAmは、電動化が進むアルファロメオにとって「最後の純粋なガソリン（ICE）エンジン搭載のパフォーマンスモデル」でもあり、長期的にその価値を高めるのは間違いないだろうとも考えています。

アルファロメオ・ジュリアGTA/GTAmはこんなクルマ

ジュリアGTAとGTAmは、最高出力532ps（397kW/540PS）を発揮する2.9リッターV6ツインターボを搭載し、駆動輪は後輪のみ。

ローンチコントロールを使用した場合だと0-62mph（0-100km/h）加速は3.6秒だとアナウンスされており、加速だけではなく、アルファロメオのレーシングドライバーの協力を得て開発された新しいサスペンションのおかげで「旋回性能」も大幅に高めている、と紹介されています。

視覚的には、センターロック採用の20インチホイールと、アクティブスプリッター、大型インテーク、フェンダーエクステンション、固定式リアウィング（GTAmのみ）、アクラポヴィッチ製チタン製エグゾーストシステム、大型リアディフューザーといったところがその特徴。

なお、ジュリアGTAmは「4ドア」ながらもリアシートが取り外されており、ジュリア・クアドリフォリオよりも100kgの軽量化を達成することに。

アルファロメオ・ジュリアGTA/ジュリアGTAmにはスペシャルカラーも

参考までに、ジュリアGTA/ジュリアGTAmにはスペシャルカラーが用意されており（どれくらいお金がかかるのかは不明）、1971年の欧州ツーリングカー選手権（ETCC）優勝車や・・・。

1965-169年のスプリントGTA、GTA1300ジュニア、1750GTAｍ風のカラーリングも選択可能。

おそらくはけっこう高額なオプションだとは思われるものの、せっかくのジュリアGTA/ジュリアGTAmですし、今後の値上がりを考慮すると、やはりこういったヒストリックカラーを選んだほうがいいだろう、と考えています。

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