| アルファロメオは再ブランディングに際し、過去の華やかりしモータースポーツでの栄光を活用するものと思われる |
歴史のある自動車メーカーにとってはこの方法がもっとも効率が良いのかもしれない
さて、アルファロメオは7月に「2027年からピュアエレクトリックカーのみを販売するブランドになる」と発表していますが、これに際し、まず2024年に最初のピュアエレクトリックカーを発売するという予定もアナウンス済み。
そして今回報じられたのが、アルファロメオのハイパフォーマンスモデル「クアドリフォリオ」もエレクトリック化されるという可能性で、つまりエレクトリック時代でも「クアドリフォリオ」は継続されるということになりそうですね。
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アルファロメオ「2022年から2026年まで毎年1台、新型車を発表する。そして2027年からはすべてのモデルを電動化する」
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あくまでもクアドリフォリオにとって重要なのは「パフォーマンス」
現在のクアドリフォリオは、アルファロメオがジュリアやステルヴィオなどの内燃機関搭載車の中で「最もパワフルでハードコアなバージョン」に与えている名称ですが、アルファロメオCEO、ジャン・フィリップ・インペラート氏によると「私は、発売するすべてのモデルについて、私たちが発信する製品ポートフォリオのメッセージと完全に一致するパフォーマンスバージョンを作る可能性を常に検討しています。もし、クアドリフォリオのパフォーマンス・ステップを適切なレベルで提供できないと判断した場合には、クアドリフォリオ・バージョンは作らないでしょう」とコメント。
つまりは常にハイパフォーマンスモデルに興味があり、しかしアルファロメオの考えるパフォーマンスレベルを実現できないと判断した場合には「クアドリフォリオを作らない」ということになりそうですが、加えて「スパイダー」など過去のビッグネームをエレクトリックモデルにて復活させることも俎上にあるといい、これについてはすでに試作車(クレイモデルレベルだと思われる)も存在するようですね。
ただ、ジャン・フィリップ・インペラートCEOは「市場が確保できるまでは具体化することはない」とも述べており、こちらはひとまず「トナーレ」そして「ブレネロ」予想されているSUVが発売された後の話となるのかもしれません。
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ステランティスは未来に向けて大きく舵を切る
なお、アルファロメオは現在「ステランティス」傘下にあり、このステランティスは旧FCA(フィアット・クライスラー)とPSA(プジョー・シトロエン)とが合併してできた巨大自動車メーカー。
この旗のもとにはクライスラー、ダッジ、ジープ、ラム、フィアット、アルファロメオ、フィアットプロフェッショナル、ランチア、マセラティ、プジョー、シトロエン、DS、オペル、ボグゾール(ボクスホール)という14ものブランドが集まっていますが、ステランティスではこれらのブランドについて10年の猶予と資金を与え、それぞれ復活の道を模索すると発表しています。
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ステランティスが「傘下のブランドにつき、ブランド確立のために10年の猶予と、必要な予算を与える」。これはもうランチア・ストラトス、デルタの復活を期待するしかない
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これによってプジョーが「高級自動車メーカーにシフトする」という新コンセプトを発表したり、ランチアが「デルタを復活させる」というアナウンスを行っているわけですが、アルファロメオもやはり新しい方向性を打ち出し、それに向かうということになりそうです。
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プジョーがロゴ(エンブレム)変更を発表!60年代への回帰、そしてこれまでには10回のロゴ変更も。なお今後は「上級マーケットへと移行する」
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アルファロメオは過去に回帰?
なお、アルファロメオの場合は「過去に回帰」することになりそうで、というもの「GTA」」を復活させたり、その後は「GTジュニア」を意識した特別仕様車を発売したほか、上述のように「スパイダー」復活の検討も行っているため。
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そしてちょっと前には「我々が販売するのは走るスマートフォンやタブレットではなく、自らが運転する自動車でありドライバーズカーである」ともコメントしているので、F1はじめモータースポーツにて活躍していた時代を彷彿とさせるデザインや名称を持つクルマをリバイバルすることになるのかもしれません。
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参照:Autocar