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またラ・フェラーリ・アペルタを売ってもらえなかった有名コレクター。フェラーリは個人SNSもチェック

2017/07/04

| ラ・フェラーリ・アペルタはフェラーリの限定モデル史上、もっとも困難 |

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は lee5.jpg です

以前に有名なフェラーリコレクターが「ラ・フェラーリ・アペルタを売ってもらえずにフェラーリを訴えた」事案がありましたが、その「訴えた人」は世界で最も価値のあるフェラーリを保有する人物でもあり、それなりの資格がありそうにも見えます。
にもかかわらず「フェラーリが彼にラ・フェラーリ・アペルタを売ることを拒否」したのには相応の理由があったようで、今回も高名なフェラーリ・コレクターがラ・フェラーリ・アペルタを売ってもらえなかった、という話。

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このコレクターとて「最高レベルのフェラーリの顧客」

今回ラ・フェラーリ・アペルタを売ってもらえなかったのはロサンゼルス在住のビジネスマン、デビッド・リー氏ですが、彼は過去に「フェラーリの5大スペチアーレ(288GTO、F40、F50、エンツォ、ラ・フェラーリ)を全てコンプリートした男として有名になり、さらには最近自身の所有する250GTルッソと同じカラーにカスタムしたフェラーリF12tdfが納車されたばかり。

さらに彼は「ラ・フェラーリ・アペルタの購入権を得るために」希少なフェラーリをさらに4台もコレクションに追加しており、中にはミヒャエル・シューマーッハー氏のドライブしたF1マシンも含まれる、とのこと。

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なおフェラーリに近い筋によると、それでもデビッド・リー氏にラ・フェラーリ・アペルタを販売しなかった理由として「フェラーリはデビッド・リー氏の発信する内容が気に入らない」としているとのことで、その内容がフェラーリの好むものではないとしています。
そのためか同氏はクーペ版のラ・フェラーリも新車では(直接フェラーリからの)購入が叶わず、フェラーリ倶楽部の会員からプレミアムを支払って入手した、とのこと。

今回デビッド・リー氏はフェラーリから「重要人物ではない」と認識されたことになりますが、それでも大金を支払ってラ・フェラーリ・アペルタを(誰かから)購入するのか、それともフェラーリの蒐集をやめてしまうのかは不明(ぼくだったらそういった判断を下されるのであれば、もうそのメーカーの製品は買いたくない)。

先のプレストン・ヘン氏の場合もフェラーリは「彼の仕事(修理工場)が気に入らなかった」のが理由とされますが、フェラーリは資金や車両の保有台数、保有期間以外にも「職業」や「「SNS」もチェックしている、ということに。

その上で「誰に売るか」を選別しているということになり、ラ・フェラーリ・アペルタが納車された個人として有名なのはJosh Cartu氏。
同氏は起業家として有名でSNS上でも圧倒的な発信力を持っていて、フェラーリのみならず最近ではポルシェ、ランボルギーニ、マクラーレンなども試乗会にユーチューバーなど影響力のある若手を真っ先に呼ぶ傾向にあり、「車を集めるだけの今までのコレクター」はフェラーリの中で重要顧客としては見ていない、ということになるのかもしれません(フォードGTも若手インフルエンサー中心に当選した)。

いずれのブランドも顧客層の「若返り」が重要であり、その意味においてフェラーリは「これから」を担う若い世代にアピールできる(影響力のある)人がフェラーリのスペチアーレに乗るにはふさわしい、と考えているのかもしれませんね。

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ポルシェも今後「限定モデルについては販売対象を選ぶ」としており、フォードやフェラーリ同様、SNSでの発信力や内容を重視するのかも、と思います。

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