| 奇怪なワンオフフェラーリが競売に |
ドイツの「Michalak」が1993年のフランクフルト・モーターショーに出展した「フェラーリ328GTSコンシソ(conciso)・コンセプト」がRMサザビーズ開催のオークションに登場予定。
その名の通りフェラーリ328GTSをベースとしていますが、その実フェラーリとは無関係のカスタムカー。
ドイツの会社が作ったワンオフモデル
ただしボディパネルは全てアルミに置き換えられ、重量はフェラーリ328GTSに比べて30%軽量化されている、とのこと(ルーフやドアがなく、極端に簡素化されていることも軽量な理由)。
ドアがないということは、車の横から「またいで」乗り込む必要があり、かなりな気合いを必要としそう。
なおフロントスクリーンは非常に小さなものでロールバーもなく、もし事故を起こしてひっくり返りでもしたら大変なことに。
ヘッドライトと思われるものがフロントフェンダー内にありますね。
完全な2シーターで、シートの調整は不可能。
シートは「タン」カラーで、伝統的とも言える「フェラーリらしい」カラーコーディネートですね。
なぜかスピードメーターとタコメーターと思われるものは(ドライバー正面ではなく)ダッシュボード中央へ移動しています。
二名分のヘルメットは内張にビルトイン。
カウルの開き方は完全にスーパーカー。
なおエンジン(3.2リッターV8、270馬力)はじめドライブトレーンはフェラーリ328GTSのものを使用し、エンジン搭載も車体中央。
トランスミッションは5速MT、0-100キロ加速は5秒以下、最高速度は時速278キロ。
テールランプもフェラーリ328そのまま。
なお、このフェラーリ328GTS concisoコンセプトは「欧州では合法に公道を走れる」とのこと。