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【動画】エンジンはF40、ブレーキは360、MTは328から。純正パーツにこだわった「ディーノ・モンツァ3.6Evo」登場

2018/06/18

| フェラーリ各モデルの純正パーツを使用してカスタム |

おなじみジェイ・レノ・ガレージに1972年製(フェラーリ)ディーノ246GTSが登場。
ただしこのディーノは「普通の」ディーノではなく、レストアの際に現代風の改造を行い、”モンツァ3.6Evo”として新たな生を受けたもの。

なお、このディーノのオーナーはデビッド・リー氏。
フェラーリコレクターとして有名ですが、フェラーリからは「好かれていない」ようで、限定モデルを売ってもらえなかったことが報道されています(同様に故プレストン・ヘン氏も高名なフェラーリ・コレクターですが、ラ・フェラーリ・アペルタを売ってもらえなかった)。

カスタム費用は「1億円以上」

今回ディーノをカスタムするにあたり、デビッド・リー氏はイギリスの「モト・テクニック(Moto Technique)」へとディーノを送り、そこでレストア&大改造を実施。
ただしこの改造にあたっては「可能な限りフェラーリの純正部品を使用する」「デザインは純正を維持する」ことを厳しく徹底し、カスタムにかかった時間は3000時間以上、そして費用は「1億円以上」。

その結果、もともとの192馬力V6エンジンは400馬力を発生する3.6リッターV8エンジンに置き換えられることに(もちろんフェラーリ製)。
エンジンについても「単純なスワップ」ではなくエンジンブロックはF40から、ヘッドは348から(コンロッドやピストンはチタン製のワンオフ)。
スロットルについても「(物理的な)ワイヤー」から「(電子式の)スロットルバイワイヤ」へと置き換えられることに。

なおエンジンは外側から見えるように再デザインされていますが、たしかに「V8」であることがわかります。

トランスミッションは328の5速マニュアル、ブレーキは360モデナ、そしてシャシーは強大なパワーを受け止めるために溶接増しにて強化済みだそう。

なお車体後部左にある「Evo3.6」のフォントも純正エンブレム風。
ホイールも一見純正のカンパニョーロ製に見えますが、「デザインそのまま」で17インチへとサイズアップしているので「見た目は純正と見分けがつかない」ものとなっています。

なおナンバープレートカバーは「フェラーリ・コレクター(Ferrari Collector)デビッド・リー」の文字。

ディーノにはリアトランクも存在した(フロントにはスペアタイヤが入っていてモノは入らない)!

若干フェンダーが張り出し、ワイドトレッド化されているように見えますね。

ひとしきりクルマをチェックしたあとはお決まりの「ドライブ」。
助手席に乗るのがデビッド・リー氏です(フェラーリ70周年のポロシャツを着ている)。

それでは動画を見てみよう

こちらが美しいディーノ・モンツァ3.6Evoを紹介する動画、「David Lee's 1972 Dino Monza 3.6 Evo - Jay Leno's Garage」。

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